サバトラの特徴
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サバトラとは、日本の在来血統(ナチュラルブリード)である和猫の色柄の種類です。
黒い縞柄模様があり、地色がサバ(鯖)のようなシルバーグレイのポピュラーな猫です。
柄が同じでキジトラの地色がグレーバージョンがサバトラですね。キジトラよりサバトラの方がMIX系の中でも数が少ないので、人気はサバトラの方が上です。
お腹が白くなる柄を、サバ白という亜種に分類する毛柄評論家の方もいますね。
身体的な特徴
目の色はグリーンかゴールドが多いとされています。
鼻はキジトラがくすんだピンクが多いのに対しサバトラはもっと濃い、茶色からこげ茶色をしています。
肉球は濃い茶色から黒色をしています。
寿命
寿命はだいたい15年ほどで平均的な猫の寿命です。
ですが、しっかり愛情を注いで育ててあげるならもっと長生きすることもあります。
サバトラの歴史は?
日本のサバトラ猫は、8~9世紀頃に経典をネズミから守るために、中国からの渡来船に乗ってきた猫の子孫です。
1950年代からの高度経済成長期に海外から入って生きた洋種の猫がキジトラを含む日本在来の品種と交配することで生まれたと考えられています。
交配の過程でキジトラから茶色の色素が消え、灰色になったのがサバトラというわけです。
キジトラの被毛が自然界で保護色になったのに対し、サバトラのグレーの被毛は目立ってしまうため、なかなか野生で生き残るのが難しかったかもしれません。
そのため、サバトラの数が増えるようになったのは人間に飼われるようになってからだと考えられています。