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子犬の歯が抜ける?!抜けた後に注意するべきこととは


■子犬の歯が抜けた。この後気を付けることを解説

Mouth of a dog

Cultura Motion/shutterstock.com

かわいい子犬がなんだか口をもぐもぐ。いつもと違う感じ。
なんだろう?と思って見てみると、なんと歯が抜けている!!なんて経験、したことありますか?

経験者なら慣れたものですが、初めての経験だとびっくりしてしまうものです。
そもそも子犬って歯が抜けるの?この子犬の時期に歯が抜けるのって異常なことじゃないの?といろいろ考えてしまいます。

子犬の歯が抜けるのは、決して異常なことではありません。
ですが、子犬の歯が抜け替わる前後では気をつけるべきこともあります。

子犬の歯が抜けた後、どのようにケアする必要があるのでしょうか?子犬の歯が抜けた後に気をつけるべきこと、起こるかもしれない危険とは?

子犬の歯が抜けた後にびっくりしないために、今からその情報を知っておきましょう!

■小犬の歯の生え変わり、成犬になる前に起こる変化について知っておこう!!

そもそも子犬にも歯の生え変わりってあるの?!とびっくりする方もいるでしょう。
実は子犬にも人間と同じく、乳歯から永久歯に生え変わる時期があるのです。

子犬は生後すぐは歯がなく、生後3週目くらいから乳歯が生え始めます。
その後生後二ヶ月目くらいまでの間に、乳歯が生えそろうでしょう。

順番としては、「切歯」と呼ばれる前歯・「犬歯」と呼ばれるとがった歯・「臼歯」と呼ばれる奥歯の順番で生え揃っていきます。
上顎が14本、下顎が14本、あわせて28本が生え揃えば、すべて乳歯が生え揃ったと言えます。

その後、生後4ヶ月くらいから乳歯が永久歯に生え変わっていきます。
この時期を「歯牙脱換期」と呼びます。この「歯牙脱換期」は、生後4ヶ月くらいから生後8ヶ月くらいまで続きます。

乳歯の28本が抜けて、新しく生える永久歯は上顎と下顎あわせて42本です。
永久歯の多さに驚かれることでしょう。

犬にとって歯は大切であり、生存に関わります。
この永久歯が抜け落ちてしまうことは、犬にとっては死を意味するのです。

そのため、永久歯を大切にケアするのは飼い主さんの大切な役目とも言えますね。

■小犬の歯が抜けた後に気をつけるべきこととは?

子犬 マルチーズ

pixabay.com

子犬の歯が抜け始め、「歯牙脱換期」に入ったら何に気をつけるべきでしょうか?

まず、抜けた歯を飲み込んでしまうのでは?!と心配される飼い主さんが多いようです。
ですが犬の歯は飲み込んでしまっても、特に問題はありません。

あとでウンチと一緒に排出されるので、たとえ間違えて飲み込んでしまっても無理に吐かせたりしないようにしましょう。

「歯牙脱換期」の小犬は歯がむずむずして、色んなものを噛みたがる傾向にあります。
いつもと違った行動をとっても、叱らないであげましょう。
またおもちゃに血がついていたりしても、歯が抜けたあとの血の可能性が高いのであまり心配しないようにしましょう。

心配すべきなのは、「二枚歯」になってしまう可能性です。

「二枚歯」とは、乳歯が抜けきっていないのに、次の永久歯が生えてきてしまった状態です。
通常は、二枚歯になったとしても一定期間で自然に乳歯が抜け落ち、永久歯だけになります。

ですがまれに、そのまま長期間経ってしまい、歯並びに影響が出る場合があります。
永久歯の歯並びが悪くなるとそのまま一生影響を受けてしまいますので、できれば対策を取りたいものです。

二枚歯が一定期間待っても治らない場合は、早めにお医者さんで相談しましょう。
乳歯を安全に抜き取り、正常な歯並びに戻す手助けをしてくれることでしょう。


子犬の歯が抜けることは、成長期の子犬にとって普通のことです。焦らずに、成長の過程のひとつとして見守りましょう。

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