犬の肥満で良いことはない
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犬の肥満は様々な弊害を起こします。足腰、関節への負担がかかって捻挫しやすくなったり、椎間板ヘルニアや関節炎になりやすくなります。心臓や呼吸器官へも負担がかかりすぐに息苦しくなります。糖尿病発症リスクが高まります。
糖尿病は他の病気を併発させるので、大事な愛犬が太らないよう十分注意してあげましょう。もしもすでに肥満体型だったらダイエットを始めましょう!
肥満犬のダイエット
肥満犬のダイエット方法は大きく2通りしかありません。食事と運動です。
食事量を減らす
太るのは食べる量が多いからで、食べる量を減らせば痩せるのは当然です。
ダイエット中は1日に与える食事の量を決め、それを4,5回に分けて与えるようにするといいでしょう。犬は野生時代には狩りをして食べ物を得ていた名残で、食べられるときにたくさん食べて獲物がないときに備えるため、とても大きな胃をしています。
ですから1日分のフードを一度に全部与えてもその胃袋がいっぱいになり犬が満足することはありません。ペットとして生活している犬にとってはお腹いっぱい食べるということがそもそもないので、食事の量よりも回数によって満足度が決まってくることのなるのです。
ダイエット中は回数を多く分けてあげることで餌の量をセーブしつつ空腹感を感じさせないことがポイントです。
きちんとした食事管理とおねだりされても規定量以上にはあげない。という強い決意を持ってください。
運動量を増やす
運動量を増やせば体内のエネルギーを減らすことができます。肥満犬にとっての運動といえばやっぱり「散歩」ですね。ただし肥満犬をいきなり散歩に長時間出したり無理やり走らせるのはよくありません。
関節や心臓に負担がかかり、犬にとって散歩が苦痛になってしまいます。
肥満してしまった犬のダイエットは運動よりも食事を減らすことの方が早く効果が出るのですが、運動が全くダイエットに効果がないわけでもありませんし、犬は暇だと寝てばかりになるため太る一方です。運動でダイエットをするというより、寝てばかりで食事を待つだけの生活をさせないための遊びや気分転換の要素が大きいのです。
もちろん散歩をすることで筋肉量が増えればそれだけエネルギーを燃焼しやすい身体になるので、犬も飼い主さんも気長に楽しく続けて行けることが第一です。
ではどんな散歩が肥満犬のダイエットに効果的か見てみましょう。