オシキャットの特徴
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美しいヒョウ柄ようなスポット柄が最大の特徴であるオシキャット。
毛並みもサテンのようにツヤツヤです。
小顔でスマートな体つきをしています。
「猫界のサラブレッド」とも呼ばれており、アビシニアン、シャム、アメリカン・ショートヘアの交配種です
身体的な特徴
「ヤマネコに似ている」、「ヒョウの子供のよう」と言われるオシキャット。
スポット柄に、光沢のあるつややかな毛並みがとても美しいです。
くさび形の頭とシュッとした鋭いあごに大きな耳がピンっと立っています。
そして、がっしりとした筋肉質な体に、胴体より長めの細長いしっぽは野性味あふれますね。
全体の印象はクールワイルドですね。
この見た目からもとても人気な猫種です。
大きなアーモンド型の目には、目元にクレオパトララインがあり、美形を際立たせています。
目の色はイエロー、ゴールド、グリーンなど、ブルー以外のすべての色があります。
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寿命や体型
オシキャットの平均寿命は12~15年です。
一般的な猫の平均が15歳くらいですので、平均的であると言えます。
日頃の食事や体調管理をしっかりしてあげることにより、平均寿命よりずっと長く生きることもあります。
平均体重はオス5~7kg、メス2.8~5.5kg、こちらも猫として平均的ですね。
中型からやや大型のセミフォーリンタイプです。
全体的にスリムですが、骨格と筋肉のバランスがとてもよく、しっかりしているので見た目より意外と体重があるのです。
細長いしっぽが更にシュッとした体型にも見せています。
オシキャットの歴史は?
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「猫界のサラブレッド」は一体どのように誕生したのでしょうか。
「オセロッテ:野生の猫、山猫」と「アクシキャット:交配の末生まれたの意」を合わせて「オシキャット」名付けられた交配種の猫で、交配を重ねて生まれました。
1964年に、アメリカのミシガン州に住んでいたブリーダーが「シャムのようなポインテッド(あたまや手足の先が黒い模様)のアビシニアン」を作ろうと、シャムとアビシニアンを交配させます。
ところが思っていた模様は出ずに、全身スポット模様の子供たちが生まれました。
そこで、更にくっきりとしたスポット模様の猫を生み出そうと、別のブリーダーが、そのシャムとアビシニアンの交配種の子供にアメリカンショートヘアを交配し、見事に成功。
2代に渡る交配の末に、オシキャットが誕生したのです!
1986年にTICA、1987年にCFAに公認登録されました。
ヤマネコに似ていますが、意外にもその血は混じっていないんですね。
こうして、外見は野生的だけど性格は人懐っこいという猫が生まれ、アメリカで大人気になっていきます。