猫の餌台、高さはどのくらいが良いの?

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猫を飼っていると、つい見落としがちなのが、餌台の高さ。
今まであまり気にしたことがなかった、という飼い主さんもいるのではないでしょうか。
実は猫にとって餌台の使用はメリットが多いこと、また餌台にも適切な高さがあることをご存知ですか?
今回は、猫がもっと快適に食事の時間を楽しめるよう、餌台について勉強してみましょう!
猫の餌台とは

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まず初めに、餌台とは何でしょうか?
猫の餌を入れている食器の高さを調節するための台のことです。
食器台と呼ばれて販売しているものもあります。
木製で高さが調節できるものや、食器自体に高さがあり餌台の役割を兼ねているものもあります。
また、100均で販売されているすのこやスチールラックで餌台を自作し、活用している飼い主さんも多くいます。
ドールサイズの椅子を餌台として使用していることもあり、インテリアとしても可愛いですよ。
猫が食事をする時の姿勢とかかる負担
餌台を用いる理由には、猫が食事をする時の姿勢と、かかる負担が関係しています。
床に食器を置いて食事をさせた場合、猫にはどんな影響があるのでしょうか。
まず、床で近い場所で食事をする姿勢は、猫のお腹を圧迫する原因になります。
人間も姿勢が悪い状態で食事をすると、同様の現象で食事がしづらいと感じますね。
前かがみで食事をする姿勢は、猫にも同じ影響を与える可能性が考えられるのです。
また床に近い場所で食事をすると、首が背骨より下がった姿勢になりやすく、さらにその姿勢のまま食事を飲み込むため、吐き戻しの原因にもつながります。
他にも、前かがみの姿勢は猫の関節に負担がかかるため、餌台の使用が推奨されています。
また、猫の品種によっては、前かがみの姿勢で食事をすること自体がストレスにつながる場合もあります。
特に、スコテシッシュフォールドやペルシャといった、マズルの低い猫は前かがみの姿勢での食事がストレスになりやすいといわれています。
猫の餌台の利点

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猫の餌台を利用すると、様々なメリットがあります。
まず、お腹を圧迫することが無くなるため、猫がストレスを感じることなく食事できるでしょう。
また姿勢が改善されるので、吐き戻しの回数が少なくなります。
さらに関節への負担も緩和されるので、とくに老猫などにとってはより快適に食事をすることができますね。
他にも、餌台を使用することで食べこぼしが改善されますので、掃除が楽になるというメリットもあります。
また誤って餌入れにつまづいてしまうことも解消できます。
猫の餌台の適切な高さとは
餌台の高さは、どの程度が適切でしょうか。
販売されているものの多くは、5cm~10cm前後の高さが多いようです。
飼っている猫のサイズによっても、最適な餌台の高さは、変わってきます。
愛猫の餌台の計測の仕方
まず、飼っている猫が食事をしている時の、床から顎までの高さを観察します。
そして、お腹が圧迫されず、首にも負担がかからない高さを予測しましょう。
もし不安であれば、購入後も高さを調節できる餌台がおすすめです。
愛猫の大きさに合った餌台にしよう
一見あまり重要では無いように思える、猫の餌台。
餌台を使用せずに食事をさせることは、気づかないうちに猫に様々な負担がかかっているんですね。
お食事タイムに餌台を追加するなら、メリットばかりです。
愛猫のストレスは、少しでも減らしたいというのが飼い主の本音ですよね。
最近はインテリアを邪魔しない、おしゃれな餌台も増えていますので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
愛猫の名前入りをオーダーできる餌台もありますよ。
愛猫に合った高さの餌台をプレゼントして、ワンランクアップのお食事タイムを楽しんでもらいましょう。