子猫にはミルクが必要?
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猫は哺乳類ですから、当然幼い時期の主食はミルクです。
本来はお母さんの母乳を飲んで成長しますが、なんらかの理由で母猫と離ればなれになってしまった場合には人工的にミルクで育てなければなりません。
とはいえ、子猫にミルクをあげたことがない人が大半だと思うので、どうやってあげるの?いつまであげればいいの?と不安になると思います。
そこでここではミルクの作り方や飲ませ方、いつまであげれば良いのかまで詳しくみていきたいと思います。
ミルクはどうやって飲ませればいいの?
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ミルクを飲ませるために必要なもの
まずはミルクを飲ませるために必要なものを揃えます!
<必要なもの>
・子猫用哺乳瓶
・子猫用粉ミルク
・お湯
ミルクの分量
ミルクの分量は商品によってさまざまなので、パッケージに記載されている分量を参考に与えるようにしましょう!
ただし、ミルクの分量の記載は1日量だったり1回量だったりと商品によって異なるため、必ず確認をして、表示量が1日量の場合は1日ま授乳回数で割って1日量を計算してから与えてください。
いつまでも同じ分量であげてしまう方もいますが、日齢や体重によってだんだん分量が増えるので注意しましょう!
ミルクを溶かす方法
また、ミルクを溶かすお湯は温度がとても大切です。だいたい37~40℃くらいの温度のぬるま湯を使ってミルクを溶かしてください!
ちなみにミルクの作り置きは絶対にしないでくださいね。
お湯の温度がわからない場合は作ったミルクを手首(皮膚が薄いので温度を感じやすい)に少しミルクを出して、人肌程度になっているかどうかで温度を確認すると良いですよ。
ミルクの温度がぬるければ哺乳瓶を熱湯を入れた容器に浸けて温め、温度が高ければ冷水で冷やしましょう。
ミルクの飲ませ方と回数
ミルクを飲ませる回数は、生まれたての子猫の場合には1日にだいたい6~8回必要になります。
最初は「この生活がいつまで続くの?」と不安になるかもしれませんが、もちろんいつまでも続くわけではないのでご安心を。
ミルクを飲ませる回数は成長とともに少なくしていき、生後2~3週間頃までに1日にだいたい3~4回になるように調整していきます!
ミルクを飲ませる体勢は、誤飲等を防ぐ意味でも画像のようにうつ伏せ(座らせた状態)が良いでしょう。
ミルクの飲ませ方のコツ
飲ませ方のコツはいくつかあるのですが、最初はミルクをうまく飲めないこともあるので、こちらから哺乳瓶の乳首を口に入れてあげて、飲みやすい位置を探してあげましょう!
哺乳瓶を抱えた手で顎を支えるようにして持つと、比較的安定しますよ。
また、たまに乳首の大きさが大きくて飲みにくいこともあるので、あまりミルクを飲まない場合には乳首の大きさを変えたり、穴をはさみなどで少し大きくして飲みやすくするとうまく飲めることもあるので試してみてください。
最初はうまくいかなくても飲ませていくうちにお互いなんとなくコツをつかんでくるので、めげずに頑張りましょう。
では、いったいいつまでミルクを飲ませれば良いのでしょうか?
ミルクはいつまで飲ませるの?
では、飲ませ方がわかったところで、ミルクはいつまで飲ませれば良いのでしょうか?
もちろん、いつまでもミルク、というわけにはいきません。
ミルクをやめて離乳食へ移り変わる時期には「歯」が大きく関係しています!
猫は大体生後2~3週間で歯が生えそろうのですが、それまでは当然固形物が食べられません。そのため、歯が生えるまではミルクで育てる必要があり、ここがミルクをやめる時期です。
いつまでもミルクをあげていては栄養バランスが偏り、必要な栄養素も足りなくなってしまうので、そろそろ生えそろってきたな~と思ったら、子猫用のドライフードをミルクやぬるま湯でドロドロに溶かした離乳食を与えてみましょう!
それでもし離乳食を食べるようならミルクをやめる時期だと思ってください。
ただし、ミルクをやめる時期には個体差があるので、子猫の体調や体重等も考慮しながら、いつまであげれば良いのかを見極めましょう!