ほとんどの犬は散歩が大好きです。皆さんの愛犬も、散歩の時間になるときっとテンションが上がって「はやく散歩に出かけたいよ!」と訴えかけてくるのではないでしょうか。
ところが、散歩好きのはずなのに、散歩の途中で突然気が変わったように足を止める犬がいます。道端に座り込んだり、散歩コースから外れてどこか別の場所に向かおうとしたりするのです。
また、散歩に出かけた途端に暴走するかのように制御できなくなる犬もいますし、逆に外に出ると急に元気がなくなる犬もいます。
今回はこんな犬たちの心理に迫り、散歩中に突然気が変わる理由とその対策を解説します。
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犬が散歩中に突然気が変わるのはどうして?
犬が散歩中に行動を変えるのはどうしてでしょうか?犬が突然気が変わったように見える心理をいくつかご紹介します。
疲れたから
単純に、疲れたのでその場に座り込んだりもう歩きたくなくなったりする犬がいます。
散歩は大好きなのですが、長い距離を歩き続けて途中で疲れてしまうのです。これは人間でも同じことが起こるので、ある程度しょうがないことだといえます。
特に高齢の犬にこの傾向があり、「散歩コースの前半は普通の散歩で、後半は飼い主さんが抱っこして歩く」なんてこともあります。
また、体力がないのに序盤にはしゃぎすぎる犬も後半でバテてしまうことがあります。
気を引くものがある
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急に散歩コースから外れる犬のほとんどは、途中に気を引くものがあると考えられます。
普段生活している家の中や庭では得られない情報に、犬は興味津々です。それらの誘惑は視覚だけでなく聴覚や嗅覚に訴えかけてくるので、飼い主さんには原因が分からないことも多々あります。
いつも同じ場所で気がそれてしまうなら、散歩コースを変えてしまうのも1つの手です。
リードから逃げたい
どこか気になる場所や物があるわけでもないのに、飼い主さんを引っ張る犬がいます。これは、リードで引っ張られることを嫌がっている証拠です。
首輪やリードに慣れていない子はなんとかその束縛から逃れようとします。しかも、飼い主さんも制御しようとするので負のループができてしまいます。
外が好きではない
運動は嫌いではないものの、そもそも外が苦手な犬もいます。
外が好きではない犬はこれまでに外での経験が少なく、ちょっとしたことでおびえてしまいます。外で出会う知らない人や動物、またこれまでに嗅いだことのないニオイなどに恐怖を感じます。
中には病的なレベルで外を怖がる子がいますが、この場合は過去の難しい経験などが原因だったりします。獣医師やトレーナーにサポートしてもらいましょう。
トラブル発生
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単純に何かしらのトラブルが発生して、犬の気が変わってしまうことがあります。
例えば急に大きな音が鳴ったり、怖い犬に吠えられたりするかもしれません。また、ケガをしたり病気を抱えていたりして歩くのがつらくなることもあります。
飼い主さんは愛犬が散歩中に気が散る傾向を持っているか、それとも一時的なものなのか普段から注意深く観察しておきましょう。