犬を「かわいい」と感じる4つの理由
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人間と犬の付き合いには長い歴史があります。番犬として、また家族の一員として人間と犬は一緒に暮らしてきました。長い歴史を通じて一緒にいたからこそ、愛着がわくのは自然なことです。
しかし、愛犬家にとって犬が「かわいい」と感じるのには他にも様々な理由があります。ここでは、人間が犬をかわいいと感じる4つの理由を解説します。
1.表情が豊かで喜怒哀楽を全身で表現する
犬はとても表情が豊かな生き物です。嬉しい時や楽しい時に全身で喜びを表現してくれます。
例えば飼い主さんと一緒に遊んだり褒められたりすると、とてもうれしそうな表情をします。逆に、悲しい時や叱られた時にはがっかりした様子を全身で表します。ションボリして、いじけたように部屋の隅っこに行くこともあるでしょう。
このように犬は、人間と同じように喜びや悲しみといった喜怒哀楽を表してくれます。犬の表情が豊かであれば、犬の気持ちが手に取るように分かることでしょう。
まれに喜怒哀楽をあまり出さない犬もいますが、そういう場合はしっぽを見ると気持ちが分かります。
犬のしっぽは心理状態をよく表すため、表情を見て分からないことがあっても、ある程度しっぽから感情を推察できます。例えば、飼い主さんが仕事から帰ってきた時には、しっぽを大きく振って嬉しい気持ちを表現します。
このように、犬は表情が豊かな上に、しっぽを始め喜怒哀楽を全身で表現するため、なんともかわいく感じるのです。
2.飼い主さんに従順
犬は、気ままな猫とは異なり、飼い主さんに従順で忠誠心があります。自分のリーダーを決める習性があるため、自分がリーダーと決めた人に対して従順になり、素直でよく尽くすのです。
そして、飼い主さんを心から信頼してくれます。犬の中には、自分がリーダーと決めた人や、その家族ではない人間に対しては、警戒心を持つ犬もいます。そのような犬の場合、リーダーと決めた人やその家族以外の人が自分に触ることさえ許してくれないこともあります。
このように、犬はリーダーに忠誠心があります。忠誠心があるだけでなく、飼い主さんが仕事や人間関係で悲しいことがあった時には、近くに寄ってきて慰めてくれることさえあります。
そのような健気な犬に親近感を感じて「かわいい」と思うのは自然なことです。
3.外見が小さくて可愛らしい
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犬は種類によって大きさがまったく異なります。近年は飼育しやすい小型犬や超小型犬サイズの犬が人気になっています。
超小型犬の中には、非常に小さくて遠目では猫と間違えるほどの大きさのものもあります。小型犬や超小型犬の中には、まるでぬいぐるみが動いているかのように見える犬もいます。
本来、人間は赤ちゃんなどの小さいものに対して「かわいい」という感情を持ちます。体が小さく、大きな目、自分好みのフワフワの毛並みをしている小型犬がやってきて自分の周りをチョロチョロ歩き回っていたら、可愛くて仕方ないことでしょう。
4.外見が大きくて頼りになる
大型犬や超大型犬は包容力があり頼りになる存在です。大型犬は飼い主さんに安心感を与えてくれますし、傍にいると包まれているように感じ、心が癒されるでしょう。
また、比較的神経質な小型犬と異なり、大型犬は穏やかなことが多い上に知性が高く、飼い主さんの気持ちを察してくれることがあります。
頼りになる相棒ないしは寄り添ってくれる友人のように感じて、大型犬をかわいいと感じる方も少なくありません。
大型犬や超大型犬を飼うことには他のメリットもあります。毎日散歩をすることによって飼い主さんの運動不足を解消することができます。また、犬と一緒に散歩することで顔見知りが増え、出会いが広がることでしょう。
このように、大型犬や超大型犬は外見が大きくて頼りになりますし、心が癒され飼い主さんの良いパートナーになってくれる「かわいい」存在です。