ソマリはどんな猫？
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↑画像：ソマリ
ソマリはイギリス原産の猫で、名前もイギリスのソマリア地方が由来となっています。ソマリは、「キツネっぽい」と表現されることもある美しい猫です。優雅さを持ちつつも、その行動やふと見せる無邪気さから、「わんぱくな子」というイメージを持つ人も多いでしょう。美しい見た目と比較的飼育しやすいことから、多くの人に愛されている猫です。
アビシニアンに似ている
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↑画像：アビシニアン
可愛らしいソマリは、「アビシニアン」という猫種と非常に似ていることでも有名です。アビシニアンの方が知られているので、「アビシニアンがソマリに似ている」というよりも「ソマリがアビシニアンに似ている」といわれることの方が多いでしょう。
この2種が似ている理由には、ソマリのルーツが関係しています。ソマリのルーツにはいくつかの説がありますが、今回は一般的に受け入れられている説の1つをご紹介します。
ソマリのルーツ
アビシニアンの歴史は古く、1870年代に現代のエチオピアにあるアビシニア高原から連れてこられた猫が、その地名を由来とし「アビシニアン」と名付けられといわれています。それ以降、多くの人に可愛がられ、ソマリより先に猫種として確立されることになりました。
ソマリが誕生したのは1950年代頃です。この時代は、繁殖者たちによって異種交配が盛んに行われており、短毛のアビシニアンに長毛種を掛け合わせることもあったようです。これによって生まれたのが「長毛のアビシニアン（仮）」です。
しかし、純血種を守りたい人々にとって、長毛のアビシニアンは認めたくないものであったため「アビシニアン」としての名前が付くことはありませんでした。それでも、長毛のアビシニアンは人々に人気があり、計画的に繁殖されるようになりました。
その後、アビシニアンではなく「ソマリ」という名称が付けられることとなり、今ではソマリも1つの猫種として認識されています。
もちろん、これはソマリのルーツといわれている説の中の1つです。最近では、ソマリの遺伝子が完全にアビシニアンと同じであるという情報もでてきており、単にアビシニアンが突然変異で長毛になっただけである可能性もあります。
いずれにせよ、ソマリはアビシニアンをルーツに持っているため非常に似ているということができるでしょう。
ソマリとアビシニアンの見分け方
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ソマリとアビシニアンは、被毛の長さによって見分けることができます。ソマリは長毛種、アビシニアンは短毛種だと覚えておくとでしょう。それ以外はほとんど同じです。
ただし、最近では「ショートヘアソマリ」も存在するため、見分けるのが非常に難しいケースもあります。ショートヘアソマリは、アビシニアンとソマリを交配させて生まれた子が短毛である場合に名付けられます。遺伝子的にはほとんど同じですが、血統によって名称が異なるのです。
ソマリとアビシニアンの共通点
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被毛の長さ以外は非常に見た目が似ているソマリとアビシニアンですが、それ以外にも共通している点はあります。
身体的特徴
成猫で3～5kgほどの体重であり、猫としては比較的小さな部類に入ります。体の軽さを活かした俊敏な動きが可能であり、いろいろな場所にジャンプしたり、障害物のある場所でも走り回ったりすることができます。
さらに、尖った耳と首まわりのたてがみのような被毛が、キツネっぽさを演出しています。静かに佇んでいる姿からは優雅さが感じられ、思わず目を奪われてしまうことでしょう。
性格
どちらも似たような性格をしています。非常に人懐っこく、飼い主さんに甘えたがりの反面、わんぱくな性格をしています。そのため、走り回ったりイタズラしたりと飼い主さんたちを困らせてしまうこともあります。
外見は高貴な印象を与えますが、性格はわんぱくで甘えん坊です。この2つのギャップを好きになる人も多いことでしょう。
歯周病にかかりやすい
ソマリとアビシニアンは、特に歯周病にかかりやすいとされているので、口内ケアはしっかりと行う必要があります。定期的な歯磨きは欠かせません。
歯周病を抱えていると、食欲や食事のスピードに影響を与えます。加えて口臭がきつくなることもあるでしょう。小さなサインに敏感であって、早い段階で病院に連れていってあげてください。
まとめ
ソマリはアビシニアンをルーツに持つ猫です。遺伝的にはほとんど同じですが、被毛の長さで2種を見分けることができるでしょう。
ソマリは長毛種であり、優雅でエレガントな外見をしています。美しさや高貴な雰囲気を求めているなら、ソマリを飼うことをおすすめします。
大谷翔平・野球ニュース