トイプードルの見分け方
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プードルは体の大きさによって「スタンダード」「ミディアム」「ミニチュア」「トイ」といったタイプや、正式には認められていない「ティーカップ」「タイニー」などのタイプもいます。
その中でも、日本でペットとしてダントツの人気を誇っているのは「トイ」です。体高が24cm~28cmと小柄なこと、ぬいぐるみのような愛らしい見た目、性格の良さやしつけやすさが好まれ、2019年のJKC登録数によると同じプードルに部類されるスタンダートが980頭に対して、トイは72,941頭と圧倒的な差をつけています。
実際、トイプードルは街でよく見かけますし、飼っている人を知っている方も多いことでしょう。同じトイプードルでも、なんか雰囲気が違うなと思われたことはないでしょうか。実は、体のサイズ別に犬種が分かれているプードルですが、トイプードルはその中でもさらに体型別にタイプが分かれています。
基準となる体型は、体長と体高の比較で決まります。体長とは、胸の一番突き出た場所である胸骨端からお尻の一番突き出た所である坐骨端までの長さで、体高とは犬が立った状態で地面から背中のキ甲部までの長さを指します。
よく頭や尻尾も入ると思われている方がいらっしゃいますが、頭や尻尾は犬の体型を計測する上で関係ありません。簡単にいうと、体長は胸からお尻、体高は地面から背中と覚えておくとよいでしょう。
トイプードルの3つのタイプとは
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冒頭でもご紹介したように、トイ・プードルは体型別に、「ハイオン」「スクエア」「ドワーフ」の3つのタイプに分かれています。これからそれぞれのタイプの特徴をご紹介します。
ハイオン
体長に比べて体高が長い体型をしているのがハイオンです。つまり、四肢が長い、スラリとしたスタイルです。ショードッグとして人気のタイプで、スタイリッシュな雰囲気があります。
スクエア
体長と体高の長さが同じ体型をしているのがスクエアです。バランスの取れた四角形ということで、JKCのスタンダードで良いとされているタイプです。
スクエアは大型のプードルによく見られる体型で、小型のトイプードルではそれほど多くありません。
最近まではトイプードルのなかで一番人気のあるタイプでした。
ドワーフ
体長が体高よりも長い体型をしているのがドワーフです。(ローオン・レッグと呼ばれることもある)
よく足が短いのがドワーフといわれますが、正確には、短足かつ胴長であることがドワーフとされる条件になります。
今までは、スタンダードから外れる体型であまり良いとされていなかったドワーフですが、テディベアカットの流行と共に人気が急上昇しました。可愛らしいトイプードルの中でも、特にキュートで幼い雰囲気を持っているタイプです。
ぬいぐるみのような可愛らしさが魅力のドワーフですが、トイプードルの標準体型からは外れているので、身体的に問題がある可能性や、意図的に作り出されているリスクもあることも覚えておきましょう。
ドワーフが人気の理由
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ここからは、ドワーフの人気が高まってきた3つの理由をご紹介します。
テディベアカットが一番似合う
最近人気が出てきた一番の理由は、テディベアカットが他のタイプより抜群に似合うからです。
丸々とした体にちょこんとついた短い足、ふわふわの丸い頭のドワーフにテディベアカットを施すと、まさに本物のテディベアに見えます。文句なしの可愛さで、飼い主さんをメロメロにしてくれます。
歩き方がキュート
短い足でチョコチョコ歩く姿がたまらなくキュートです。胴長短足は幼児体型でもあるので、成犬になってからも幼く見えます。
子犬の動きはコケティッシュで微笑ましいですが、ドワーフタイプだといつまでも子犬のような可愛さを楽しめるのも人気の理由です。
低価格
今までは、ドワーフタイプはスタンダードから外れるということで、ハイオンやスクエアと比べると比較的低価格で販売されていました。トイプードルの販売平均価格は15万円~30万円ですが、ドワーフの場合は13万円~25万円が相場となっています。
トイプードルの価格はどのタイプでも、性別・年齢・被毛の色や質・見た目、血統・健康の良し悪しで上下します。さらに、人気も価格に大きな影響を及ぼします。被毛の場合、レッドやアプリコットなどの人気色だと3万円~5万円ほど高くなりますし、小さいサイズで顔が可愛い子も人気があるので3万円~10万円高くなります。
ですから、最近人気が出てきたドワーフは以前よりは販売価格が上がってきていますが、まだ他の2タイプよりはリーズナブルではあります。
最後に
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トイプードルの3つのタイプとドワーフの魅力について考えましたが、健康で確実にドワーフタイプの子犬をゲットするのは簡単ではありません。
幼犬はみな短足ですし、トイプードルのタイプは遺伝する訳ではないので、子犬の時にタイプを正確に見極めることはほぼ不可能といわれています。ペットショップでドワーフタイプといわれて購入しても、成犬になったらスクエアになったとか、健康面で問題があったという話をよく聞くこともあります。
ですから、どうしてもドワーフタイプを飼育したいなら、足の短さだけではなく胴の長さをきちんと確認することと、良質なブリーダーさんに相談して信頼できる所で購入することをお勧めします。