テリアってどんな犬？
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テリアの名前の由来はラテン語で「地」という意味の「テラ(terra)」で、穴の中に住む小動物を駆除する狩猟犬としてイギリスやアイルランドで飼育され始めました。
足が短く顔が細長いテリアは巣穴の小さなネズミやモグラの駆除に、足が長くて早いテリアはキツネ狩りにと、獲物に合わせて体格や顔の大きさがぴったりなテリアが使われていました。
犬種名にテリアがつく犬の写真を並べてみると、同じテリア種とは思えないほど異なる見た目があることに驚きますが、性格はテリアならではの共通点があります。
一般にテリアは、「頑固」「勇敢」「大胆」「機敏」「活発」「忠実」の6つの性格を持ち合わせており、これらは「テリアキャラクター」と呼ばれています。テリアに共通するこれらの特徴は、優れた番犬としてもとても優秀で、可愛らしい見た目と相まってペットとしても人気が出ました。
コンパクトアニマルが好まれる日本では小型サイズのテリアが特に人気です。「みんなのペットライフ」が「みんなのブリーダー」の子犬掲載頭数をもとに算出した2020年人気犬種ランキングでは、「ヨークシャー・テリア」が7位に入っています。
原産国のイギリスを含む海外では大型のテリアが好まれる傾向にあり、日本ではあまり見かけることのない、体高が60cmほどある「エアデール・テリア」や、闘犬用にブルドッグと掛け合わせて作られた「スタッフォードシャー・ブル・テリア」や「アメリカン・スタッフォードシャー・テリア」なども人気があります。闘犬用のテリアは筋肉隆々で攻撃性が強く、人を殺してしまうほど危険なものもいるので、輸入や飼育に制限が課されていることもあります。
このように様々な種類が存在しているテリアですが、大きく分けると「狩猟用」「愛玩用」「闘犬用」の3つに分けることができます。名前にテリアと付いてもバラエティ豊かで、それぞれに魅力的なポイントがあることが、テリアが多くの人に愛されている理由といえるでしょう。
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