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猫が流し目をする意味とは?意味を知ればもっと猫とコミュニケーションがとれるかも!


はじめに

猫が流し目をすることがあります。何とも言えない表情がかわいくて、写真を撮りたくなりますよね。人間の場合は誰かに好意がある時などに流し目をすると言われていますが、猫の場合はどうなのでしょうか?

今回は猫が流し目をするのはなぜなのか、その意味について考えてみましょう。

猫が流し目をする意味

流し目をする猫

Shvaygert Ekaterina/shutterstock.com

猫は犬に比べると何を考えているのかわからないことが多い生き物ですよね。そのため「素っ気ない」とか「ツンデレ」などと言われることがあります。その反面、「神秘的」などと表現されることがあり、それが猫の魅力でもあります。

猫の不思議な行動のひとつが、時々見せる流し目です。では猫はどんな時に、どのような意味で流し目をするのでしょうか?

1.警戒している

猫は非常に警戒心が強い動物です。単独行動を好み、自ら狩りをすることによって生き延びてきた猫は、自分の身は自分で守らなければなりませんでした。そのため、普段から常に警戒しているように見える時があります。

信頼関係が築けている飼い主の前や、安心できる場所でなければお腹を見せてゴロンと転がることがないのはそのためです。

警戒している猫は自分の周りで起こっていることに注意を集中しています。何か物音がしたり、何か動くものが見えたりすると、顔の向きは変えずに目だけを動かして対象物を追っているのです。その時に流し目をしているように見えます。じっと動くことなく自分の存在を隠しながら周りの観察をしているのでしょう。

また、うたた寝をしている猫も警戒心を怠っていません。リラックスしているときでも何か気になることがあると流し目をしてチェックしているのです。異常がなければ再び目をつぶってうたた寝を続けるでしょう。

2.疑っている

疑いの意味を込めて流し目をすることもあります。猫は縄張り意識が強い動物でもあります。室内飼育をされている猫にとっては家の中が自分の縄張りになりますが、飼い主を縄張りとして意識する猫もいます。その場合は自分の体をすり寄せてニオイをつけるのです。そんな飼い主が帰宅したときにいつもと違うニオイを付けていると流し目をして疑うことがあります。

飼い主のニオイを嗅ぎながら、「今日はどこに行っていたの?」とか「さては他の猫に会ってきたな」などと流し目をしながら言っているのでしょう。

また猫は嫌なことに対する記憶力がいいと言われています。動物病院に連れて行かれると、その時の嫌なことや痛かったことなどを覚えてしまうのです。次回からは動物病院に連れて行かれそうな雰囲気になるとそれを察知して疑いの目で飼い主を見ることがあります。

そんな時は流し目をしながら「今日は何だか怪しいな。動物病院に連れて行く気かな。どうしよう、逃げようかな」などと考えているのかもしれませんね。

3.不安を感じている

猫は、不安を感じている時に流し目をすることがあります。猫は基本的に静かな場所でゆっくりと過ごすことを好みます。大きな音は苦手なので、近所で工事の騒音がするとか、洗濯機や掃除機の音が聞こえるとか、ドライヤーの音が聞こえると居心地が悪くなることがあります。大きな音が長く続くと不安になって流し目をすることがあるようです。

また、動物病院に連れて行かれた時も、獣医さんに何をされるかわからなくて不安になることでしょう。そんな時に流し目をすることがあります。さらに警戒心の強い子は特に、来客などで知らない人が家に入ってくると不安になって流し目をすることがあります。流し目をしている時は不安になっていないか確かめてあげてくださいね。

4.何かが気になっている

警戒していることの延長になりますが、猫は常にまわりの動きに敏感になっています。ちょっとした動きや物音が気になって体が反応してしまうのです。猫の体の中で最も反応しやすいのが目だと言えるでしょう。目で気になるものを追いかけるので、流し目をしているように見えるのです。

目だけを動かして家の中で起こっていることを知ろうとしているのでしょう。飼い主の動きをチラ見しながら、「おっ、おやつの袋に手を伸ばしたな!」とか「おもちゃを取ったけど遊んでくれるのかな?」などと考えているのかもしれませんね。確信が持てたら飛んでやって来るでしょう。

5.考え事をしている

考え中の時に流し目をすることがあります。例えば窓の外をじっと見ていることがありますよね。外を飛んでいる小鳥や虫が気になっているのかもしれません。または「あ~、外に出てみたいな~」と考えているのかもしれませんね。そんな時に何か気配を感じると流し目をして軽く確認をします。何もなければそのまま考え事を続けるというわけです。

猫は考え事をしていても、耳はしっかりと動かして情報収集をしています。流し目で確認するほどのことでなければ耳だけを頼りに考え事を続けるのでしょう。そして、そんな時はしっぽを振ることが多いようです。何か大切なことを考えているのかもしれないので、しっぽを振りながら流し目をしたときはそっとしておいてあげましょうね。

6.寝ぼけている

ウトウトしている時に自分の名前が聞こえてきて流し目をすることもあります。ウトウトには勝てないようで、気のない返事をするかのように流し目でこちらを見るのです。「何か用でもあるのかな?」とこちらを見ますが、特に何もないとそのままウトウト状態に戻ります。

前述の通り、非常に警戒心の強い猫はウトウトしたままでもしっかりとアンテナを張っています。寝ぼけた顔をしていますが流し目をしながら周りを確認しているのです。たまに深い眠りに入ってしまい、その後にふと目覚めると流し目をすることが多いようです。状況がイマイチわからないので流し目をしながら確かめているのでしょう。

7.自慢している

自慢しているかのように流し目をしてこちらを見ることがあります。猫が飼い主の膝の上に乗ってリラックスしている時に見せる表情かもしれませんね。うれしい気持ちも相まって、思わず流し目を見せてしまうのでしょう。大好きな飼い主を独占している優越感から出てくる表情かもしれませんね。そんな時の流し目は誇らしげでもあります。

またネズミや虫を獲って飼い主に見せに来ることもあります。そんな時も自慢げに流し目をすることがあります。「凄いだろ!」と言わんばかりに見せに来ているのでしょう。後で片付けるのは飼い主なのでうれしくはありませんが、せっかく自慢げにしているので褒めてあげてくださいね。


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