はじめに

猫の仕草はとっても可愛らしいものが多いですが、飼い主に向かって手を伸ばす仕草をする時、猫はどんな気持ちなのでしょうか?今回は、猫が手を伸ばしてくる理由を考えてみたいと思います。

猫が手を伸ばしてくるのはどうして?

猫を抱っこしている飼い主

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飼い主さんが猫の近くにいると、何か伝えたいことがあるかのように、猫が手を伸ばしてくることはありませんか?飼い主さんに構ってほしいのでしょうか?

猫は言葉を話すわけではないので、猫の気持ちは仕草や表情で判断しなければいけません。必死に手を伸ばしてきてくれているので、できるだけその意味を知りたいと思うのではないでしょうか。

猫は色々な場面で自分の気持ちを表明してくれます。「手を伸ばす」という同じ仕草であっても、その時の気持ちは様々です。飼い主さんに向かって手を伸ばしてくることもありますし、手を伸ばしてからそのまま力強く押さえてくることもあります。手を伸ばしたまま寝てしまうことさえあるでしょう。

それぞれの意味が分かるなら、愛猫との距離もぐっと近くなるでしょう。ではこれから、猫が手を伸ばしてくる理由をご紹介していきたいと思います。愛猫との関係を深めたい方は是非チェックしてみてくださいね。

猫が飼い主さんに向かって手を伸ばしてくる理由

手を伸ばしている猫

Lewis Tse Pui Lung/shutterstock.com

寝転がっていた猫が私たちの身体や顔に向かって手を伸ばしてくることがあります。表情を見ると何か言いたげです。では、猫が飼い主さんに向かって手を伸ばしてくる理由とその時の気持ちを見てみましょう。

甘えている

飼い主さんに対して手を伸ばしてくる理由のほとんどが、愛情表現です。

飼い主さんに甘えているのですね。普段からよい関係を築けている証拠だとも言えるでしょう。

猫が甘えている場合は、リラックスしているような体勢で手を伸ばしてくることが多いです。寝転がっていたり仰向けになっていたりしながら、手を伸ばしてくるのです。「飼い主さん、構ってよ~」とか「好きだよ~」と言っているようですね。

子猫たちは母猫に向かって同様の仕草をすることがあります。お母さんに対して甘えているのでしょう。成猫でも、飼い主さんに対して子猫のように甘えたい時があるのかもしれませんね。そんな時は可愛らしい表情と甘えるような手つきで手を伸ばしてくるに違いありません。

このように手を伸ばしてきてくれるなら、飼い主さんも嬉しいですよね。愛猫が手を伸ばしてきた時は出来る限り構ってあげて、より深い関係を築いてあげるようにしましょう。

遊んでほしい

猫が飼い主さんに手を伸ばしてくるのは、遊んでほしいからかもしれません。

猫は好奇心旺盛で遊びが大好きです。暇になると欲求不満になり、誰かと遊びたくなってしまいます。もちろん、ひとりでおもちゃを使って遊ぶことも出来ますが、いつもひとり遊びだとつまらなくなってしまうものです。たまには飼い主さんと一緒に遊びたくなるのでしょう。

猫たちは、飼い主さんに手を伸ばして「遊んでよ~」と要求してきます。短い時間でも猫じゃらしやボールなどを使って遊んであげると、喜んでくれますよ。

猫を外に出さないようにしている飼い主さんも多いでしょう。家の中で自由にさせていれば運動不足になることはありませんが、家の中だと活動範囲に限界があるのも事実です。ですから定期的に猫と遊ぶ時間を作ってあげて、ストレス解消してあげましょう。

ただし、「遊んでほしい」という理由で手を伸ばしくる行為に、毎回応えてあげる必要はありません。要求に応えすぎると愛猫がワガママになってしまう可能性があります。ですから、飼い主さんの都合のいい時だけ要求に応じてあげるといいでしょう。

攻撃しているのかも

猫は攻撃手段として手を伸ばしてくることもあります。伸ばした手はすぐに引っ込めるので、「手を伸ばす」というよりは、「パンチ」に見えるかもしれません。いわゆる「猫パンチ」ですね。

猫がパンチしてくるのは、嫌がっている時や威嚇している時です。相手に対して攻撃して、近づいてくることを拒否しているのです。他の猫や小動物に対して猫パンチすることも多いですし、飼い主さんなど人間に対して猫パンチすることもあります。

猫は自分の縄張りを守るために、猫パンチで近づかないようにけん制することがあります。また、人間たちが猫の嫌がることを執拗に続けるときにも、怒ってしまって攻撃することがあります。ですから猫が嫌がっていることはすぐに止めてあげましょう。

本気の猫パンチの際には、爪を出していることが多いです。パンチと同時にひっかかれて傷を負うこともありますので、小さい子どもたちがいるなら、猫がパンチしないように見守ってあげる必要があるでしょう。

猫が手を伸ばしてから押さえる理由

飼い主の顔に手を伸ばしている猫

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猫たちは、対象を押さえつけるために手を伸ばすこともあります。人間の手や身体に手を伸ばした後、ぐっと押さえられたことのある飼い主さんは多いのではないでしょうか?

猫は虫や小動物など手を伸ばして押さえつけることもあります。そうした場面を見たことがある人も多いはずです。虫を潰してしまって家の中を汚してしまう猫ちゃんもいるほどです。

このように、手を伸ばして押さえる仕草にもさまざまな場面があります。当然ですが、それぞれの場面によって理由や気持ちは異なります。

これから猫が手を伸ばして押さえる理由とその時の気持ちをご紹介しますね。

拒否したい

飼い主さんが猫を触ろうとして手を伸ばすことってありますよね。そんな時に猫が飼い主さんに手を伸ばしてきて、先に飼い主さんの手を押さえつけることがあるかもしれません。

これは、猫の「拒否」の気持ちを表わした行動です。「止めて欲しい」「触らないで!!」「近づかないで!!」という気持ちを表現しているのでしょう。

猫たちは人間の言葉を話すことが出来ないので、手を伸ばして押さえることで飼い主さんに気持ちを伝えているのです。

猫が大好きな飼い主さんやその家族は、どうしても猫を触りたくなるものです。家族みんなが触ると、猫からすると1日に何度も触られてしまうことになります。

猫は気ままな性格をしていますから、気分が乗らない時も多いのでしょう。「今はそんな気分じゃない」と感じることも多いのです。

しかし、猫は構ってほしい時にも手を伸ばしてくることがありますので、飼い主さんは猫の気持ちをしっかりと把握できるようにしましょう。そのためには、猫の表情や爪などを確認するのがおすすめです。構ってほしい時にはリラックスしていて、甘えた表情をしています。手の爪も伸びていません。

逆に、拒否している時は猫の表情が厳しいはずです。本気で怒っている場合は眉間にしわが寄っています。指から爪が伸びていますので、抑えられた時に若干痛いかもしれません。

拒否されたなら、強引に触ろうとしたり近づこうとしたりするのではなく、一時撤退しましょう。猫の気分は時間経過で変わりますので、他のタイミングでは快く触らせてくれるかもしれませんよ。

狩猟本能がある

猫には狩猟本能があります。もともと猫は野生の動物であり、小動物や虫などを捕えて食料にしていました。その本能は飼い猫であっても残っています。

動くものを発見したなら、どうしても追いかけたり捕まえたりしたくなるのですね。家の中でも小動物や虫と遭遇することがあるかもしれませんね。ネズミやゴキブリ、クモなどを見かけると思わず手を伸ばしてお押さえつけてしまうのでしょう。

押さえつけた後は、そのまま口に入れてしまったり、遊んだりします。相手が動かなくなったなら興味を失ってしまうこともあります。家の中に潰れた虫が放置されていたなら、愛猫が犯人の可能性大です。

また飼い主さんの手や足に反応してしまうこともよくあります。動いているものであれば、どうしても気になってしまうのでしょう。「作業をしていて、気づいたら猫に押さえつけられていた」なんてこともあるかもしれませんね。

「ふみふみ」は子猫気分

猫が飼い主さんや布団、クッションなどに対して両手を伸ばすこともあります。そのまま両手を交互に押したり引いたりすることがあります。手で足踏みをしているような仕草なので、よく「ふみふみ」していると言われています。

猫が手を伸ばしてふみふみするのは、子猫時代を思い出しているのかもしれません。子猫は母猫のおっぱいを飲むときに、おっぱいをふみふみする習性があります。その習性が成猫になっても残っているのでしょう。

猫がリラックスしていて、飼い主さんに甘えているときにふみふみすることが多いようです。喉をゴロゴロと鳴らしながらフミフミされたことのある飼い主さんも多いことでしょう。猫がふみふみしてきたなら、そのまま気が済むまでふみふみさせてあげてください。

情報提供元:mofmo
記事名:「猫が手を伸ばしてくるのはどうして?その理由を徹底解説!