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りんご猫とは何のこと?猫エイズへの正確な理解と支援を深めよう!


りんご猫とは?

レッドリボン

Syda Productions/shutterstock.com

映画「ボヘミアン・ラプソディ」で再び脚光を浴びた伝説のロックバンド「クイーン」。圧巻の歌唱力でバンドの中心となったフレディ・マーキュリーは、残念ながら45歳という若さでこの世を去ってしまいましたが、死因はエイズからくる肺炎だったと言われています。

症状を抑制するいろいろな薬が開発されているとはいえ、エイズは今でも恐ろしい病気のひとつであることに変わりありません。

さて、エイズは人間だけではなく猫の病気でもあるって知ってましたか?今回は猫エイズウィルスを持っている猫について説明します。

人間のエイズとは少し違うのに、猫エイズと聞いただけでネガティブな印象を持つ人が多いんです。そこで猫エイズウィルスを持った猫のことを「りんご猫」と呼んで、偏見をなくすための運動が世界中で繰り広げられています。

猫エイズに関する正確な知識を得ることにより、りんご猫たちへの正しい見方や扱い方を知ることができます。ここでは、どうしてりんご猫と呼ぶようになったのか、りんご猫の由来やりんご猫たちが抱えている問題について解説します。

猫を飼いたいと思っている人や何かの形でこれらの猫たちの手助けがしたいと思っている人がいたら、ぜひ参考にしてくださいね。

りんご猫の由来は何?

猫エイズウィルスキャリアの猫のことをりんご猫と呼んで、偏見を少しでも軽減したいという取り組みが行われています。とてもかわいい名前で親しみがわきますよね。

でもどうしてりんご猫と呼ばれるようになったのでしょうか?これは人間のエイズ撲滅運動である、レッドリボン運動のイメージからだそうです。レッドリボン運動の赤色と、丸くてかわいい猫のイメージをりんごとマッチさせました。

さらにりんごというと禁断のイメージもありますよね。アダムとイヴのりんご(本当はりんごじゃない?!)とか白雪姫のりんごだとか。猫エイズウィルスを持った禁断の猫というイメージにも合っているのかもしれませんね。

猫エイズウィルスを持っているというだけで偏見を持たれてしまいますが、実はりんご猫たちも普通の猫たちと同じように生活し、最後まで寿命を全うすることができるんです。りんご猫という名前を通して、多くの人が猫のエイズについて正しい知識を得てほしいという願いがこもっています。

りんご猫は譲渡される確率が低いのはなぜ?

猫エイズウィルスを持っている猫は、他の猫に比べて譲渡される確率がかなり低いのが現状です。その理由は、猫エイズウィルスと人間のエイズが同じように考えられているからです。

もし「うちの猫は猫エイズウィルスを持っているんだ」と言われたらどんな印象を受けますか?猫エイズウィルスのことを知らない人だと、とてもビックリするかもしれませんね。

猫エイズウィルスを持っているというだけで、「すぐに死んでしまう」とか「人にうつったら大変だ」などと思われてしまいます。さらには「病気の猫の世話は大変だ」と思ってしまう人もいるでしょう。

とても危険な不治の病として知られているエイズのイメージから敬遠してしまう人が多いのですが、これらの意見は全て間違っているんです。とはいえ猫エイズウィルスについて知らないと、どうしてもりんご猫の譲渡率は低くなってしまいます。

健康な猫を譲り受けたいという気持ちはわかりますが、りんご猫についてもっと詳しく知るようになると、不治の病ではあっても上手に付き合っていけることが分るようになります。

りんご猫のエイズは人に移るのか

「エイズウィルスがうつったら大変だ」というのが最初に頭の中に浮かぶかもしれませんね。しかし猫エイズウィルスは猫属だけに特定されるもので、人や他の動物にうつることはありません。人間の健康を害するかもしれないと心配していたとしたら、それは間違いだということです。人にうつることはないので心配する必要はありません。

他の猫をすでに飼っているという場合はどうでしょうか?猫にはうつってしまうんですよね?しかし猫同士でうつるのは、喧嘩をしたときの噛みキズからの感染がほとんどだと言われています。ウィルスは主に猫の唾液に含まれています。他の猫をグルーミングして舐めることがありますが、これだけで病気が移る可能性は極めて低いとされています。

さらに、猫エイズウィルスがうつったからといってすぐに発症するわけではありません。中には、猫エイズウィルスを保持していても病気が発症せずに寿命を全うすることもあります。つまり、猫エイズウィルスを持っているから「すぐに死んでしまう」とか「うつる」という考えは間違いであることが分ります。他の猫と同じように普通に生活すらできるのです。

りんご猫への理解を深めよう

診察を受ける猫

Pressmaster/shutterstock.com

猫エイズウィルスに感染したからと言ってすぐに死んでしまうわけではないことが分りましたが、もしも発症したらどうなってしまうのでしょうか?また、りんご猫を飼育する際の注意点には何があるのでしょうか?もう少しりんご猫についての理解を深めることにしましょう。

猫エイズの症状とは?

猫エイズウィルスに感染した猫は急性期、無症状キャリア、発症という3つの段階をたどることになります。非常にゆっくりとしたプロセスなので、発症する前に寿命を全うする猫もいるほどです。

猫エイズウィルスに感染してから2週間から2か月くらいが急性期で、下痢、リンパ腺の腫れ、発熱などの症状があらわれます。軽い感染症で、風邪のような症状です。いつもより元気がなくて体調が悪そうに見えますが、症状が軽いために気づかないこともあるようです。子猫で体力がないとか、他の病気にもかかってしまったというのでない限り、重症にはなりません。

その後、普通の猫と同じように過ごすことができる無症状キャリアの期間に入ります。ウィルスに感染しているので他の猫にうつしてしまうことがありますし、病気はゆっくりではありますが進行しています。免疫力が少しずつ低下しているので、健康管理に気をつけながら生活する必要があります。それでもこの期間は他の猫と同じように生活することができます。

無症状キャリアの期間は個体によって違います。4年から5年の場合もありますし、中には10年以上無症状キャリア期間が続くこともあります。10年以上普通に生活できれば、他の猫の平均寿命と変わらないことになりますね。また、平均寿命が5年ほどだと言われている野良猫に比べたら、長生きの部類に入ることにもなります。

いよいよエイズ発症となると、猫風邪の症状の悪化、口内炎の悪化、リンパ腺の腫れが見られるようになり、治らなくなってしまいます。エイズ発症とはいってもエイズ関連症候群と、さらに進行して後天性免疫不全症候群という2つの段階に分けられています。エイズ関連症候群であれば治療をしながらさらに3年から5年生きることができます。

後天性免疫不全症候群になるといよいよ重篤な症状が起こるようになり、余命が1~2か月とされるでしょう。ここまで進行すると免疫力が全くなくなるので、死に至ることになります。

りんご猫を飼育する際の注意点

りんご猫を飼育することにしたなら、他の猫に比べて免疫力が低下していることを考えておく必要があります。免疫力が低下すると病気にかかりやすいですし、治るのが遅くなってしまいます。特にストレスはさらに免疫力を低下させる原因になるので、猫がストレスを感じることなく生活できるように工夫してあげる必要があります。

他の病気にかかると治りが遅くなるので、ワクチン接種による予防をしておくことも大切です。定期的な健康診断を行うことによっても病気のリスクを下げることができます。とはいっても動物病院に連れて行くことによってストレスを与えることになりかねないので、猫の性格によっては無理しないほうがいいでしょう。

多頭飼いをしている場合は猫エイズウィルスが感染しないように、健康な猫に猫エイズワクチンの接種をしておくことも考える必要があるでしょう。


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