愛犬や愛猫と一緒に結婚式がしたい!
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ペットも家族の一員だと考える人が増えているこの頃、人生の晴れ舞台である結婚式にもペットが一緒に参加できたらいいのにという願いを叶えてくれる結婚式場が増えています。ペット同伴で行う結婚式のことを「ペットウエディング」と呼び、ペットウエディング専門のプランナーが担当してくれるということもあるんです。
今回は愛犬や愛猫も一緒に参列できるペットウエディングについて調べてみました。どのような演出ができるのでしょうか?ペットウエディングの注意点は何でしょうか?ペットに負担にならないように、ゲストに失礼にならないように、前もってしっかりと準備をしてペットウエディングを成功させましょう!
ペットウエディングでの演出例
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ペットウェディングをするときに、愛犬や愛猫にどんな形で結婚式に参加してもらうことができるのでしょうか。ペットウェディングでの演出例を取り上げます。
リングドッグになってもらう
新郎新婦に指輪を運ぶリングボーイやリングガールといった演出がありますが、この大役を愛犬に託すことができます。よく訓練された愛犬なら、リングドッグとしての大役をしっかりと果たすことができるでしょう。
首に指輪をかけて運んでもらうこともできますし、服にリングピローを縫い付けて指輪を運んでもらうこともできるでしょう。
飼い主である新郎新婦のもとに全力で走ってしまうことや、指輪を運ぶ途中で立ち止まってしまうこともあるので、家族の誰かに付き添ってもらうことをお勧めします。無理をせずにリードを着けるなどして、リングドッグとしての演出をしっかりと成功させるようにしましょう。
「証犬」「証猫」になってもらう
結婚証書に友人が証人としてサインするという演出が人気ですが、この証人の役を愛犬または愛猫に任せるという方法もあります。証人ではなく「証犬」、または「証猫」ということができますね。
愛犬ができる演出は比較的多いですが、愛猫ができる演出はそれほど多くないのでこれはおすすめです。可愛い肉球でサインしてもらうので、素敵な思い出になります。
小型犬や猫の場合は新郎新婦が抱っこして押してもらうことができます。絶好のシャッターチャンスになるので、カメラマンとの打ち合わせはしっかりしておきましょう。肉球にインクを付けることになるので、ウエディングドレスを汚さないように十分気をつけて行うようにします。
当日の演出もいいですが、心配な場合はあらかじめ肉球マークを押しておいて、それをゲストに見せてもらうこともできます。結婚証明書は後で家に持って帰って飾ることができるので、ユニークな演出であるだけでなくいつまでも思い出の品として残しておくことができます。
バージンロードを愛犬と歩く
新婦と父親がバージンロードを歩くという演出がありますが、そこにペットを加えて一緒に歩くこともできます。普段とは違うユニークな演出で、ゲストもみんな思わず笑顔になることでしょう。父親が事情で来れないという場合は、ペットが花嫁と一緒に歩いてエスコートすることができます。
恥ずかしがり屋の新郎がペットと一緒に入場するという演出もできます。ペットに注意が行くので新郎も緊張をほどくことができるかもしれませんね。ゲストの笑顔を見ながら、新郎も自然に笑顔を見せることができるようになるでしょう。また、フラワードッグとしてバージンロードの先導をしてもらうという演出もありますよ。
入り口でゲストを歓迎するウェルカムドッグになってもらうこともできます。「招待状に記載されていたペットはこの子だったのね!」とゲストを驚かせることができるかもしれませんね。
可愛い愛犬や愛猫が迎えてくれるので、ゲストも和やかな気持ちになることでしょう。微笑ましい結婚式のスタートにふさわしい演出になります。
ウェルカムドッグとして長時間入り口にいるのは難しいという場合もありますから、ウェルカムドールも同時に用意しておくことをおすすめします。
ペットにそっくりなぬいぐるみをウェルカムドールとして入り口に置いておくと、ペットウエディングであるという実感を沸かせることができるでしょう。また、ゲストにとっては最初のシャッターチャンスにもなりますね。
ウェルカムドッグになってもらう
入り口でゲストを歓迎するウェルカムドッグになってもらうこともできます。「招待状に記載されていたペットはこの子だったのね!」とゲストを驚かせることができるかもしれませんね。
可愛い愛犬や愛猫が迎えてくれるので、ゲストも和やかな気持ちになることでしょう。微笑ましい結婚式のスタートにふさわしい演出になります。
ウェルカムドッグとして長時間入り口にいるのは難しいという場合もありますから、ウェルカムドールも同時に用意しておくことをおすすめします。
ペットにそっくりなぬいぐるみをウェルカムドールとして入り口に置いておくと、ペットウエディングであるという実感を沸かせることができるでしょう。また、ゲストにとっては最初のシャッターチャンスにもなりますね。
タキシードやドレスを着てもらう
新郎新婦やゲストだけでなく、愛犬や愛猫にもオシャレをしてもらいましょう。タキシードやドレスを着てもらうととてもかわいらしい演出になりますよ。オシャレをした愛犬がバージンロードを歩いたり、リングドッグとして大役を果たしたりすると、素敵な写真を撮ることができるでしょう。
ペットウエディング可能な結婚式場では、ペット用のタキシードやドレスなどの貸衣装を用意しているところがありますので確認してみてください。
また裁縫が得意な人であれば、記念として手作りの衣装を着せることもできるでしょう。難しい演出はできなくても、オシャレをしたペットがちょこんと座っているだけで十分な演出になります。
ペットをモチーフにしたコーディネートをする
ペットが何か難しい演出をするというよりも、ペットをモチーフとしたコーディネートでゲストを楽しませることができます。
例えばペットのイラストや写真を使ったウェルカムボードや、前述のようにペットに似ているぬいぐるみを使ったウェルカムドールなどはゲストが最初に見るものなので、家族の一員として我が家のペットをみんなに紹介することができるでしょう。
結婚式でゲストにインパクトを与えるのがウエディングケーキですが、そこにペットをあしらったデコレーションを加えることもできます。
思い切って犬型のケーキにすれば、ケーキカットの時は大いに盛り上がることでしょう。そこまでしなくても、ペットの人形をケーキの上にチョコンと乗せてもらうだけでも、新郎新婦のペットに対する愛情がみんなに伝わりますね。
その他、招待状などのペーパーアイテムやゲストに配るプチギフトなども、ペットをあしらったオリジナリティあふれるものにすれば、それぞれが思い出に残る大切な品となることでしょう。
ペットウエディングの注意点
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ペットウェディングをする際に、どんなことに注意すると良いでしょうか。
難しすぎる演出は控えよう
ペットの演出で素敵なサプライズを届けたいという気持ちはあるかもしれませんが、現実的な見方をすることも大切です。
人生の晴れ舞台でもある結婚式ですから、ペットだけが目立ってしまってはいけません。しかも、大失敗をして注目を浴びてしまうようなことだけは避けなければなりませんよね。ですから難しすぎる演出は控えるようにしましょう。
例えばリングドッグですが、小型犬が飼い主である新郎新婦のもとへ走って指輪を届ける姿はとても可愛く、微笑ましい演出になりますが、これが大型犬でものすごい勢いで走り始めると、可愛いというよりは迫力があり過ぎてしまうでしょう。興奮しすぎて会場内を走り回ったり、テーブルにぶつかってコップなどを落としてしまったりすると大変です。
愛犬の大きさや性格などを十分に考慮して、現実的にできるのかできないのかを考えてから決定するようにしましょう。簡単な演出でも十分に会場を盛り上げることができますし、ペットがそこにいるだけですでに魅力的な演出ができます。
ゲストにアレルギー持ちの人がいるかも
招待しようとしているゲストの中には動物アレルギーを持つ人もいるかもしれません。当日になってペットが参列することがわかったら、悪い意味でのサプライズになってしまいます。
ゲストに対して失礼なことにならないように、アレルギーを持っている人がいないかどうか招待する前に確認しておくといいでしょう。場合によってはペットウエディングをあきらめる必要があります。
確認ができたとしても、トラブルを避けるためにも招待状にペットウエディングであることを明記するようにしましょう。当日になって「ペット同伴なんて知らなかった」ということにならないようにしたいですね。
動物アレルギーは持ってなくても、動物が苦手だという人もいるかもしれません。ゲストに嫌な思いをさせないよう前もってペット同伴であることを伝えておきましょう。
打ち合わせはペット同伴で念入りに
結婚式を成功させるために準備は非常に大切です。スタッフだけでなく、新郎新婦も全体の流れをしっかりと把握しておく必要があります。
ペットの演出がある場合も前もってしっかりと準備しておくようにしましょう。ペットにとって結婚式場は見知らぬ場所です。落ち着かなくて居心地が悪かったり緊張したりすることがあります。
ペットが結婚式場の雰囲気に慣れるように、打ち合わせの時から一緒に連れて行くようにしましょう。スタッフの方々にも慣れてもらうことができますし、結婚式場でのペットの反応を見ることができます。ペットウエディングの経験が豊富なプランナーもいるかもしれません。ペットに会ってもらい、いろいろなアドバイスをもらうことができるでしょう。
ペットのトイレはどうするか、食事はどうするかなどについても話し合っておきましょう。用意しておく必要のあるもののリストを作って、当日忘れないようにしましょう。
当日ペットの世話をする人を決めておく
結婚式当日は新郎新婦にとっても慌ただしい日になってしまいます。ペットの世話をすることはほぼ不可能に近いということを覚えておきましょう。
ペットが安心して1日を過ごすことができるように、世話係を決めておくことができます。普段からペットと交流のある親族の中に快く引き受けてくれる人がいるかもしれません。
親族みんなが結婚式に集中したいという場合は、ペットシッターを頼むという方法もあります。別料金がかかってしまいますが、新郎新婦や親族は安心してその日を過ごすことができます。ペットが何かの演出をする予定があれば、ペットシッターとも打ち合わせをしておきましょう。