starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

世界の大型犬10種類を紹介!大型犬の魅力について伝えたい


大型犬には大型犬の魅力がある

色々な種類の大型犬

Susan Schmitz/shutterstock.com

日本に住んでいると住宅事情の関係で大型犬を飼うことは難しいですよね。大型犬を飼育するためには広いスペースが必要ですし、餌代もバカにならないでしょう。それでも大型犬には大型犬だけの魅力があります。もしも機会があるなら飼ってみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

今回は世界の大型犬を10種紹介します。それぞれの特徴や性格などについてまとめますのでお楽しみください!

世界の大型犬

大きな体をしたセントバーナード

Grigorita Ko/shutterstock.com

ではさっそく魅力的な世界の大型犬を紹介します。

アイリッシュウルフハウンド

アイリッシュフルハウンドの平均体高は76㎝~86㎝、平均体重は48㎏~55㎏とされていて、大型のオスの中には体高が1m以上、また体重が80㎏を超える個体もいると言われています。筋肉質でたくましい外見のハウンド犬種で普段はゆったりと歩きますが、走るとかなりの迫力を感じることができます。

その名の通りアイルランドを代表する犬種のひとつで、オオカミから家畜を守るために飼育されていました。オオカミを恐れることのない勇敢さを持っていますが、その性格は攻撃的ではなくむしろ飼い主に従順で辛抱強いことで知られています。そのためにヨーロッパの貴族に人気があり多くの個体がアイルランド国外に輸出されました。

19世紀のジャガイモ飢饉でアイリッシュウルフハウンドは絶滅の危機に面しましたが、英国軍将校でアイリッシュウルフハウンドの愛好家でもあったグレアム大尉の努力によって数を増やすことに成功しました。グレートデーンなどの大型犬と掛け合わされて現在のアイリッシュウルフハンドが作出されました。

やがてアイリッシュフルフハウンドはドッグショーで堂々とした外見と優しい性格が注目を浴びるようになりました。オオカミを撃退するほどの勇敢な犬種ですが、おっとりとした飼育しやすい性格を持っています。

コモンドール

コモンドールの平均体高は65㎝~80㎝、平均体重は40㎏~60㎏で見た目が大きなモップのようなユニークな外見の大型犬です。ハンガリアンシープドッグとも呼ばれる通り、ハンガリー出身の牧羊犬です。「コード」と呼ばれるひも状の被毛が特徴的なコモンドールは選択繁殖によってモップのような姿に固定されたと言われています。

牧羊犬として長年活躍してきたコモンドールは、その姿から羊の群れの中に紛れ込むことができますし、雨風などの厳しい気候でも耐え忍ぶことができます。オオカミのような敵の攻撃も分厚い被毛で対抗することができます。最近では牧羊犬としてだけでなく番犬として飼育されるようになっています。

警戒心の強い犬種ですが、リーダーシップのある飼い主には従順なので比較的飼いやすい性格だと言われています。しかしモップのような被毛の手入れは簡単ではないので総合的に考えるとペットとして飼育するのは難しいほうだと言えるでしょう。

グレートデーン

グレートデーンは平均体高が70㎝~80㎝、平均体重が46㎏~54㎏の大型犬です。ギネスブックに記録されている最も大きな犬のゼウスはグレートデーンで、体高はなんと1,118㎝もあったとされています。2014年に亡くなりましたが、いまだにこの記録を破る犬は登場していません。

グレートデーンという名前から、デンマークの大きな犬だということでデンマークが原産国だと思う人もいますが、実はドイツ原産の大型犬です。ドイツでは「ドイチェンドッゲ」と呼ばれていてドイツが誇る大型犬として知られています。大型ではありますがドイツだけでなくアメリカでも人気の高い犬種です。

グレートデーンはその大きさと勇敢な性格から軍用犬や猟犬として活躍してきました。飼い主に従順なため扱いやすい犬種でもあり、イノシシのような凶暴な害獣にも勇敢に立ち向かう闘争心を持ち合わせています。これは闘犬であるマスティフが掛け合わされたからかもしれません。

大きくて勇敢なグレートデーンですが、優しくてのんびりしている性格を持っていて、攻撃性も低いことから家庭犬として人気を得るようになっています。強くて美しいことから「犬の中のアポロ」と呼ばれてヨーロッパで人気を誇っています。

セントバーナード

セントバーナードの平均体高は61㎝~70㎝、平均体重は50㎏~91㎏です。垂れ耳の優しい顔をしていますが、体格はがっしりとした骨格の筋肉質でとても力強い大型犬です。個体によっては体重が100㎏を超えることがあります。分厚いダブルコートの被毛は厳しい寒さから身を守るのに役立ってきました。

セントバーナードといえばアニメ「アルプスの少女ハイジ」や映画「ベートーベン」にも登場することから多くの人に知られている犬種です。また、レスキュー隊のワッペンに描かれているのもセントバーナードで、救助犬としてよく知られている犬種でもあります。

セントバーナードの原種はアルペンマスティフだとされていて、もともとは番犬として飼育されていました。深い雪の中でもひるまずに俊敏に動き、捜索能力があることも認められさらに改良がすすめられるようになりました。アルプスの山中にある僧院では遭難者の救護の仕事もこなしていたとされています。

バリーという名のセントバーナードは生涯中40人もの遭難者を救護したとして、はく製がベルンの博物館に展示されています。責任感があり頑固なまでに任務を遂行する性格を持っています。それでいて優しくて辛抱強くもあるのでペットとして飼育されることもあります。

チベタンマスティフ

チベタンマスティフは平均体高が61㎝~71㎝、平均体重が64㎏~82㎏の大型犬です。チベット原産の大型犬ですがチベットで全滅したこともあり、イギリスのブリーダーの手によって復活したという歴史を持っています。その後は中国で富裕層に飼育されるようになり、一時は富裕層のステータスシンボルとして高額で取引されるようにもなりました。

たてがみが特徴的で「獅子型」や「虎型」などと呼ばれるスタイルがあります。特に「大獅子頭型」と呼ばれるスタイルのチベタンマスティフはまるでライオンのような姿をしていることから大人気となりました。動物園でライオンと間違えられるという逸話もあるほどですよ。

中国の富裕層の間では一時期数億円単位で取引されるということがありました。しかし、都市部での慣れない生活はチベタンマスティフにとってストレスの多いものでしたし、飼い主の知識不足なども影響し、人に危害を加える個体が続出するようになりました。凶暴化したチベタンマスティフは手の施しようがありません。

訓練次第では飼い主に忠実な飼いやすい犬になるとされていますが、大きくて力強いチベタンマスティフをコントロールするのは簡単なことではありません。世界一高額な犬種として有名になりましたが現在では人気が低下してしまいました。飼育にはかなりの覚悟が必要になるのでしょう。

ナポリタンマスティフ

ナポリタンマスティフは平均体高が65㎝~75㎝、平均体重が50㎏~68㎏の大型犬です。アレキサンダー大王が連れてきたともされているイタリア原産の闘犬です。闘犬は現在では禁止されていますが、現在は警察犬や番犬として活躍しています。

ナポリタンマスティフの最大の特徴は喉元のたるみです。これはデューラップと呼ばれていて闘犬の特徴のひとつでもあります。相手の攻撃を受けても喉元のたるみは痛みを感じることがなく、ディフェンス能力に優れています。怖いもの知らずの勇敢さを持っているので番犬としての能力はずば抜けているとされています。

顔全体の皮膚もたるんでいるので強面の見た目も特徴的です。「世界三大恐怖犬種」のひとつとして不名誉な称号が与えられています。見た目は怖いですが、性格は優しくて飼い主には従順です。きちんと訓練すれば立派な番犬に育てることができます。


    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.