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犬は緊張してしまうとストレスにも影響を与えます。しっかりと理解しておきましょう!


犬が緊張する時や場所

young chihuahua in front of white background

cynoclub/shutterstock.com

犬の不安や緊張は予想外の出来事や展開が大きく関係していることがあります。今まで経験したことのないことへの恐怖も考えられるでしょう。犬はどんなときに不安を感じ緊張するのでしょうか。見ていきましょう。

初めての場所や物

私たち人間も初めて行く場所や初めて会う人、初めて見るものに対して緊張したり不安を感じることがあるものです。それは犬も同じで初めて出会う場所や人、ものに対して無知ゆえに不安や恐怖を感じることがあります。

ただ、初めて出会うものを苦手とすることは決して悪いこととは限りません。慣れていないものに距離を置こうとすることは動物として大切な危機感や予測能力をしっかり持ち合わせていることの表れと言えるでしょう。

これは人間を含めた動物が自分の命や家族、仲間を守るために必要な能力なので、犬の多くも初めての場所やものを苦手と感じやすいのです。不安や緊張がありながらも好奇心や探求心からそのものに近づいたり観察したりして徐々に順応することができるでしょう。

動物病院に到着したとき

「お散歩だ!わーい!」そんなふうにはしゃいでいた犬が、動物病院に到着したことがわかった瞬間に絶望の表情に変わる…。飼い主さんとしては愛犬の気持ちの急展開に思わず微笑んでしまいますが、犬にとってはがっかりと緊張の瞬間です。

誰でも、予想外の出来事が起きたら緊張しますが、愛犬にとってはお散歩のつもりで出かけてきたのでまさに予想外の出来事でしょう。飼い主さんによっては動物病院やトリミングに連れていくときには事前に伝えるようにしているそうです。

犬は言葉が分からないとか、言ってもすぐに忘れてしまうと思っている方もいるかもしれません。でも、思っている以上に犬は飼い主さんの話し方や行動から察知できるようになり、出かける理由を知って覚悟することもできるそうです。愛犬に話してみてから動物病院に出かけるというのを試してみるのはどうでしょうか。

トリミングや診察で高い台にのぼるとき

犬は高いところが苦手です。そのため、診療台やトリミング台などの高い台に上るときに緊張するのは当たり前と言えるでしょう。飼い主さんに助けを求めて、おとなしくしてくれないことが多いでしょう。反対に緊張から固まって動かなくなってしまうこともあります。

中には暴れて台から降りようとしたり、噛みつこうとしてしてしまったりして興奮してしまうこともあります。不安と恐怖から逃げ出したいと思っていることから来る行動と言えるでしょう。

高い台に乗せられる犬も緊張しているはずですが、案外それよりドキドキしているのは、獣医さんやトリマーさん飼い主さんなのかもしれませんね。犬は感受性が豊かなので、飼い主さんの大丈夫かなと思っている気持ちや緊張を感じ取っているのかもしれませんね。

知らない人の家に行ったとき

知らない人の家、特に犬のいる家に行ったときにはかなりの緊張をすることがあるでしょう。まず、家に入る前からいろんなところのニオイを嗅ぎまわります。凛々しい顔つきになって、ここは大丈夫なのか確認している様子を目にするでしょう。

知らないところでは何が起きるのか分からないことも緊張感につながります。一緒にいて安心させてあげることやサークルなどの限られてる空間に置いて、まず慣れるようにしておくなら、極度の不安が続くことを避けることにつながるでしょう。

大きな音のするとき

犬は大きな音が苦手です。工事中や金属音、お祭りの太鼓や笛の音、雷や花火の音が苦手な子はたくさんいます。また、テレビから聞こえる電子音や観客の大きな歓声、ご家族が大声で言い争う声や親が子どもを叱る声に緊張して怖がる子もいます。

気が付いたらいつの間にほかの部屋や物陰に隠れていた、という経験のある飼い主さんも多いのではないでしょうか。ちなみに、逃げる場所を見つけられればまだいいのですが、中には不安と緊張が恐怖になりパニック状態になってしまったりすることも起こり得ます。

普段私たちがなんとも思っていないような音でも、犬にとっては不安や緊張につながることを覚えておきましょう。音に対して苦手意識が強い子には、特に気を配ってあげるようにして落ち着ける環境を整えてあげるように心がけていきましょう。

犬が緊張しているときに見せる仕草

Cute puppy chihuahua dog on an orange background

Utekhina Anna/shutterstock.com

言葉を話すことができない犬は、仕草や行動、顔の表情などによって自分の気持ちを飼い主さんに伝えてくれます。愛犬の気持ちを読み取ってあげることによって信頼関係が深まっていくことになるでしょう。緊張しているときには犬はどのような仕草や行動をするのでしょうか。

一見、緊張しているように見えない仕草が実は緊張しているサインで、緊張がストレスの原因になっていることも考えられます。普段、愛犬の緊張のサインを見過ごしていないか確認していくことにしましょう。

体をかく・なめる

違和感を感じたり、ムズムズしたときに犬は体をかいたりなめたりしますが、知らない人や犬に会ったときなどに自分の体をかいたり、なめたりするようなことがあれば緊張していることが考えれられるでしょう。犬は不安や緊張を感じると、体をかいたりなめたりすることで気持ちを落ち着かせようとするのです。

数回かいたりなめたりしてやめるのであれば心配はいりませんが、しきりにかいたりなめたりするときには、皮膚炎や心の病気が心配されますのでかかりつけの動物病院で診てもらうことをおすすめします。

あくびをする

「愛犬を叱っているときにあくびをされた!」という経験はありませんか?叱っている最中にあくびをされたら「ちょっと!聞いてるの?!」と怒りたくなりますが、実はこれが犬が緊張しているときに見せる仕草のひとつなのです。

私たち人間があくびをするのは眠いときや退屈なとき、疲れたときなどですが、犬は緊張しているときにもあくびをすることによって、自分や相手を落ち着かせようするのです。もし、叱っているときに愛犬があくびをしたら、愛犬を緊張させてしまうほど厳しく叱りすぎてしまっているのかもしれませんね。

そんなときには飼い主さんが少し冷静になってあげるようにしましょう。もちろん、犬は眠いときにもあくびをしますので、眠いのか緊張しているのかはそのときの状況で判断することができるでしょう。

自分の鼻をなめる

よくマンガなどで、動物や人間が美味しそうなものを目の前にして舌をなめずるシーンが登場しますが、獣医さんに診察されているときなど、美味しそうなものがないときにも犬は自分の鼻をペロッとなめることがあります。これは犬が不安や緊張を感じるときに、自分や相手を落ち着かせたくてする仕草です。

また、鼻をなめているときは舌を出していて攻撃できる状態にないため、鼻をなめることで自分に敵意がないことを相手に伝えているとも言われています。

体を振る

お散歩の途中で急な雨に降られたり、シャンプーをしたあとなどで体が濡れた状態のときには、犬は体をブルブルッと振って水滴を払いますね。ですが、濡れていなくてもほかの犬とすれ違ったあとなどに体を振ることがありませんか。

これは犬が緊張をほぐすために行なう仕草です。緊張しているときには体を振ることによって、水滴ではなく緊張を払おうとしているのですね。

地面のニオイを嗅ぐ

愛犬が初めて来た場所などで地面のニオイをクンクンと嗅いでいたら、不安や緊張を感じているのかもしれません。犬は情報収集のために地面のニオイをかぎますが、地面のニオイをかいで気持ちを落ち着かせようとすることもあるそうです。

また、自分には敵意はないことを示して、相手を落ち着かせるためにも地面のニオイを嗅ぐことをします。

くしゃみをする

人間からするとくしゃみは、鼻がムズムズしたときや風邪やアレルギーなどが原因で出るものと思ってしまいますが、犬の場合は違います。犬は緊張するとくしゃみが出ることがあり、緊張などの強いストレスを感じることによって自律神経が乱れるためだと言われています。

雷や花火の音を聞いたり、知らない人や犬に会ったときに愛犬がくしゃみをしていたら緊張しているのかもしれません。ちなみに犬は嬉しいときにわざとくしゃみをして興奮を抑えようとすることもあります。

もちろん、風邪やアレルギーなどでもくしゃみが出ますので、くしゃみは頻回であったり鼻水が出ている場合はかかりつけの動物病院で診てもらうようにしましょう。

片方の前足を上げる

知らない人や犬が近づいてきたときや初めて見るものに遭遇したときなどに、愛犬が片方の前足を上げているのを見たことはありませんか?うちの子はこんなときにも芸をしてみんなを楽しませてくれるようになったと嬉しく思うかもしれません。

片方の前足を上げている姿はとても可愛いのですが、これも犬が不安や緊張を感じたときにする仕草なのです。犬はこの仕草によって、緊張や不安で落ち着かない気持ちを鎮めようとしていることが考えられるでしょう。


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