犬の体が汚れる原因とは?
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犬を飼っている方なら、いつの間にか愛犬の体が汚れていた・・という経験をしたことがあるのではないでしょうか?なぜ犬の体は汚れてしまうのでしょうか?それには6つことが関係しているようです。ではさっそく6つの原因についてみてみましょう。
原因①排泄物が被毛に付着
犬の体が汚れる原因として、排泄物の付着による汚れが挙げられます。きっと多くの飼い主さんの悩みの種ともなっているのではないでしょうか?一見、何も付着していないように見えますが、ちょっとした汚れが毎日の積み重なることで黄ばみや黒ずみとなり目立ってしまうケースも少なくありません。汚れに加え、ニオイの原因になってしまうこともあります。愛犬の排泄の度にシャワーで洗い流したり、その後、被毛を乾かすという手間や時間もかかり、毎回のことだととても大変です。そこでおすすめの対処法として、排泄後、ペット用のウェットティッシュで拭いてあげるのはどうでしょうか?それをするだけでも汚れやニオイが軽減されるでしょう。また、1日の終わり、つまり1日1回、温かいシャワーで軽く洗ってあげるだけでも予防になるでしょう。
原因②フードが被毛に付着
特に長毛種の犬の場合、フードが被毛に付着してしまいやすいという難点があります。食事後、胸の飾り毛にフードが絡まってしまうこともよくあります。特にウェットフードが被毛に付着してしまうとニオイも発生するので、洗い流してあげる必要があるでしょう。食事のときに体が汚れてしまいやすいなら、スヌードなどで覆ってあげることができるかもしれません。
原因③土、砂、ホコリなどが被毛に付着
外へお散歩へ行ったりドッグランなどで遊ぶと、当たり前のことですが、土や砂やホコリなどが被毛に付着します。特に被毛が白色や黒色をしている子は、汚れが目立ちやすいことでしょう。汚れが付着していることに気づかないまま、家の中へ入ってしまうと、家の中も汚れてしまうことがあります。ですから、お散歩の後やドッグランで遊んだ後などは、簡単にブラッシングをして汚れを取り除いてあげましょう。ブラッシングをしている最中に取り除くことができない汚れを発見した場合は、ペット用のウェットティッシュで拭き取ったり、汚れている部分だけを軽く洗ってあげることができるでしょう。
原因④人の手垢や皮脂が被毛に付着
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おそらく多くの方が、わたしたち人間の手垢や皮脂が犬の被毛に付着することを意識したことはないでしょう。実は、手で犬の体を撫でる度に、手垢や皮脂が付着しています。たとえばわたしたちの洋服も、皮脂や汚れによって黄ばんだり黒ずんだりします。それと同様のことが、犬にも言えるのです。お散歩やドッグランへ行くと、犬が大好きな人たちに愛犬たちを撫でてもらうことでしょう。しかし、これは被毛の汚れにつながります。もちろん、飼い主側としては愛犬を触って可愛がってもらえることは嬉しいことですが、汚れが気になるなら愛犬にお洋服を着せることで汚れ対策となるでしょう。
原因⑤肛門腺からの分泌液
肛門腺に蓄積されている分泌液は、強烈なニオイを発生しますが、それと同時にお尻周りの汚れの原因にもなります。通常犬は、排便の際に分泌液も一緒に排泄されますが、個体によっては自然に排出できない子もいます。特に超小型犬や小型犬の多くは自力で排泄することが難しい傾向があるため、、人の手で分泌液を絞り出す必要があることもあります。お尻周りをいつも舐めたり、気にしているようなら、肛門腺に蓄積されていると思われる分泌物を絞り出す、つまり「肛門絞り」をしてあげましょう。飼い主さんが肛門絞りに抵抗があるなら、トリマーさんや獣医さんに依頼することも可能です。
原因⑥涙やけや目やにやけ
特に小型犬や高齢犬に多い悩みのひとつとして、涙やけや目やにやけがあります。これらは放ったままにしておくと、被毛に着色してしまい汚れが目立ってきます。市販されている涙やけや目やにやけ専用のクリーナーを使って、毎日ケアをしてあげることで改善されるでしょう。また、普段から涙や目やにの量が多い場合は、何かしらの原因があることが考えられますので、獣医師さんの相談することができるかもしれません。