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愛犬のために安心安全の遊べるお庭を作ろう!取り入れるべきものと作る時の注意点


「外への飛び出し防止を防ぐ」愛犬の安全をまず考えよう!

Jack Russel Parson Dog Run Toward The Camera Low Angle High Speed Shot<br />

Ammit Jack/shutterstock.com

室内で過ごすこともゲージの中で過ごすこともわんちゃんにとっては大切なことですが庭で一定の時間過ごすということも大切になってきます。庭で過ごすということは風を感じ、太陽の光を浴び、様々な匂いを嗅ぐことができてわんちゃんの脳の活性化にもつながり愛犬の好奇心を満たして上げることができるのです。

しかしその愛犬の好奇心というものは時に飼い主さんであっても読めない行動に出てしまうことがあります。庭の外に興味をひくものがとっさに目に入ったと同時に外に飛び出してしまうことが万が一でもあったら大変です。そのようなことにならないためにもまず『柵』は必要です。

自宅の敷地内といっても庭というのはやはり外であり建物の中ではありません。もちろん自由に過ごさせてあげたいと思いますがやはり安全は確保してあげなければなりません。犬が敷地外に出ない、外部からの騒音や視線のストレスから守るための柵(フェンス)や塀は必要です。

柵の材質

アルミやスチール製のフェンスや木製の柵、樹脂製のものなどがあります。

『アルミ』は成形の方法で、「形材」と「鋳物」の2種類に分類することができます。アルミ形材は一般的な住宅のフェンスとして多くみられるもので、価格も比較的手頃といえます。軽量で耐久性に優れています。シンプルでモダンなデザインが多く異素材と組み合わせると個性的なデザインに変わります。アルミ鋳物は複雑な模様や形を生み出すことが特徴です。緩やかなカーブを描くデザインのため住まいに温かみを感じさせてくれます。価格はアルミ形材よりも高めの物が多いようです。

『スチール製』のフェンスは強度に優れ価格もどちらかというと安価です。メッシュタイプなど開放感を感じさせるもので植栽と馴染むデザインのものなどもあります。

ポリスチレンなどの『樹脂製』素材のものです。耐候性もあり、メンテナンスも楽なのも特徴と言えるでしょう。さまざまな形状に加工が可能なので、樹脂製で木製の柵のような製品もあります。

柵の高さ

愛犬の種類や大きさによって柵の高さは変わってきます。小型犬や子犬の場合は1メートル数十センチ程度の柵でも十分ですが、成長とともによじ登ったり、軽々と飛び越えてしまうこともあります。大きくなることが予想できる愛犬なら、はじめから高さのあるものを選んだ方が良いでしょう。

柵の形状

格子状のものや網目の粗いネット状のものは足を掛けて登ろうとし脱走可能となってしまいます。縦棒のラインフェンスは良いと思いますが、ラインとラインの間隔が広くないもの(愛犬がすり抜けることができないもの)にしてください。網目の細かいエキスパンドメタルネットなどは足が掛かりにくいので良いのですが、まれに無理して登って降りられなくなってしまうわんちゃんもいるようです。

また、地面が土だと穴を掘って脱走することもあるので、フェンス部分の下には、レンガやブロックを埋めるなどの対策をとったほうが良いわんちゃんもいます。

これなら絶対に大丈夫というわんちゃん用の柵の定義があるわけではないので、愛犬の癖などをよく観察し考慮して備えつけた方が良いでしょう。

道路と面しているのなら

できるだけ広くスペースを取ってあげたいと思うと道路ギリギリと思ってしまうのですが、愛犬が通行人や散歩中のわんちゃんが気になって吠えてしまったりする可能性も全くないわけではありませんし、まれに外部から危害を加えられてしまうケースもないわけではありませんので道路から少し離れた場所に柵を立てるか、目隠しになるような柵にするなどという点も考慮した方が良いかもしれません。

日陰を作ろう

blue sky and sun

Iakov Kalinin/shutterstock.com

家の外で日射しを浴びながら過ごすことは、わんちゃんにとって幸せなことですが、暑い夏の日射しをよけて休める場所も用意しておくことは熱中症対策にもなりますので必要です。全く日陰がない庭は、元気な犬にとってもつらいものです。暑くなったら、日陰でのんびりクールダウンさせてあげたいと思います。

また、わんちゃんは白内障にかかりやすいので、紫外線の浴びすぎは白内障の大きな要因となってしまいます。子犬の頃から白内障予防を意識すると、シニアになってからの発症を防ぐことができるかもしれません。

日差しを遮り日陰を造ってくれるような木を植えたり、オーニングやシェードを取り付けてあげたりすると良いでしょう。建物の近くに取り付ければ、室内温度の上昇を防ぐこともできるので、私たち人間にとっても良い方法だと思います。

水遊びさせたり、お湯が使える洗い場

Underwater photo of golden labrador retriever puppy in outdoor swimming pool play with fun - jumping and diving deep down. Activities and games with family pets and popular dog on summer holiday.

Tropical studio/shutterstock.com

日陰をつくることと同様、熱中症予防に水場は大切です。遊びに夢中になっていると、気が付いたら喉がカラカラなんてこともあります。水鉢の下から水道をつなげば、綺麗な水が常に噴き出してくる水飲み場もできます。ゴム栓をすれば水をためておく事だってできます。水を常にためっぱなしだと、ボウフラが発生する原因にもなりますが、このような作りですと安心です。また、水鉢の素材は陶器も素敵ですが、割れたり苔等が付く事がありますので、ステンレス製がおすすめです。

加えて、散歩帰りの愛犬をきれいにするためにシャワースペースが庭にあると汚れた身体もいつでもすっきりさせてあげることができます。おすすめは両手を自由に使えるスタンド式のシャワーヘッド。肌寒い時にはお湯が出るとなおさらいいですね。散歩帰りに足下だけ洗うのも良いですし、本格的なシャワーもオッケーです。シャワーを浴びたあとは庭でそのままブルブルをして家の中に入れれば家の中が水びたしになることも防げます。

グリーンファーム

cute maltese dog sitting in grass

Mary Rice/shutterstock.com

植栽の匂いを嗅いだり、土を掘ったり、かじったり、愛犬の五感を刺激するコンパクトな菜園……このようなものがあると喜ぶかもしれません。でも、気をつけなければならないこともあります。

わんちゃんに有害な植物

Aloe vera plants, tropical green plants tolerate hot weather.

thipjang/shutterstock.com

なんでもかんでも植えれば良いというわけではありません。わんちゃんにとって危険な植物は庭に植えないことです。日本で人気のある『朝顔』や『チューリップ』、『パンジー』などの花や、『玉ねぎ』、『アロエ』、『ネギ』などの植物や野菜など、犬にとって危険な植物は沢山あり、これらの植物を犬が食べると中毒を起こして、命を亡くしてしまう事さえもあります。庭に植える植物は犬にとって害のないものだけを植えるようにしてください。


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