犬が死ぬまでにしてみたいこと
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実際に、してみたいことは何か、と犬に尋ねて答えをもらうことはできないので、あくまでも犬が喜ぶといわれていることの紹介になります。しかし、だからこそ飼い主側の想像が膨らむ、というところもあるかと思います。
飼い主さんと思い切り走ってみたいという気持ち
近年、ペットブームにより犬を飼う方が飛躍的に増えていると感じます。皆さんの周りでも、犬を連れて散歩を楽しんでいる人を見かける、そんな光景をよく目にするのではないでしょうか。しかし、リードを着けての散歩では、愛犬は、自由に走ることはおろか、散歩のペースも飼い主さんのペースに合わせなければなりません。
ラブラドールレトリバーやビーグル犬のように、元々犬は狩猟のために野原や山、時には湖に飛び込んだりして、縦横無尽にのびのびと走り回っていた動物です。散歩が好きなのも頷けますよね。なので、きっと自由に広々とした開放的な場所で、走り回るのが大好きでしょう。
犬の中には、飼い主さんと一緒に思いっきり走り回ってみたいと思っている犬もいるかもしれません。
飼い主さんと遊びたいという気持ち
先ほども述べた点ですが、犬はもともと狩猟本能という特性を持っています。何かを追いかけたり、噛んでみたり、あるいは捕まえてみたりといった感じです。これらの習性をおもちゃを使って遊んであげると、愛犬は飼い主との遊びを思う存分楽しめ、満足してくれることでしょう。
なので、ただ単におもちゃで遊ぶのではなく、犬本来の習性を活かした遊びをおもちゃで行うことが大事なのではないかと思います。ロープを引っ張り合う遊びや、ボールやフリスビーを投げてもらって取りに行く、などのアクティビティが大好きでしょう。
好きなだけおやつを食べたいという気持ち
私たち人間も小さい時、好きなだけ好きなものをおなか一杯食べたいという欲求は持っていました。彼らの表情やしぐさを見ていると、犬も同じ思いを持っていてもおかしくはないと言えると思います。普段、自分で好きな時に好きなおやつを食べることができない犬たちは、特にそう思っていても不思議ではありません。
それで、大半の犬が思っているであろう「犬が死ぬまでに飼い主にして欲しいこと」は、そう、制限なく、自分が好きなだけおやつを食べてみたい、という欲望ではないでしょうか。大抵の犬は、食べ物に対する関心が高く、食べることも大好きです。とくに人が食べているものは、自分が食べているものと違うことや、匂いが美味しそうだと気づいたなら、その美味しそうな、食べたことのないものをたくさん食べたいっとおねだりしてくるのではないでしょうか?
筆者が知っている犬は、床に落ちているものはとりあえず口に入れてみて食べれるものか食べれないものか判断する、そういう性格の子もいるくらいです。
気を付けたい点としては、愛犬の健康上、またしつけ上、好きなおやつを好きなだけ与えるというのは、難しいことなので、たまに特別なおやつを用意したり、いつもより少し多めにおやつをあげたりしてみることができるかもしれません。愛犬が我が家に来てくれた記念日などにはご褒美を用意するのも良いかもしれませんね。そうすることにより、愛犬との距離も、ぐっと縮まるかもしれませんしね。
飼い主さんの食べているご飯を食べてみたい
私たち飼い主が食事をしていると、愛犬が足元によって来たりして「美味しそうなもの食べてるね、少し分けてよ」「今日は何を食べているの?」といった表情をしてくることはありませんか。そんな時きっと犬たちは、「飼い主さんの食べてるごはんを食べてみたい」と思っているはずですね。
犬たちの中には、「食べることができないのは分かっているけれども、いつか、そう、いつかもらえるかも」と思って熱い視線で訴え続けてくる子や、「食べられないから、せめて食べこぼしがないかチェックしよう」と足元などを入念にパトロールにくる子まで、反応はいろいろです。しつけ上、好ましくはないと理解しているものの、ついついそんな犬の反応に、心がほっこりなることを経験された方も多いかと思います。
現実的に考えると、私たち人間が食べている食事は犬にとっては塩分や糖分が多かったり、有害であったりと、問題が多いため与えることはできません。ですが、犬たちは、「いつかくれるかもしれない」「いつか食べてみたい」と思っているのは確かかもしれません。