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犬の体臭の原因究明と解決策!臭う原因を放っておかないで!


犬のニオイの原因

bulldog puppy with disgusted expression laying beside owners stinky feet

WilleeCole Photography/shutterstock.com

動物である限り、犬のニオイがゼロになるということはありません。人間でも体臭の強い人がいるように、犬も個体によって臭うのは自然なことですので、あまり神経質にならないようにしましょう。

犬臭さを気にしすぎて愛犬を頻繁にお風呂に入れてしまうのはよくありません。犬の皮膚のターンオーバーは3週間に1回と言われていますので、多少の差はあるもののシャンプーは3週間前後を目安に行なうと良いでしょう。

洗い過ぎは皮膚のバリア機能を奪うことになり、皮膚炎などのトラブルにつながるきっかけにもなりかねません。ひどくなると患部が臭うこともありますから、悪循環になってしまいます。犬のニオイの原因は、主に6つあります。

1.獣臭

犬特有のニオイは汗腺が影響しています。犬には2種類の汗腺があり主に足の裏にあるエクリン腺と体全体にあるアポクリン腺です。ニオイの元となっているのはアポクリン腺です。人間だと脇の下にある腺ですが、犬には全身あるそうです。

犬の全身に存在するアポクリン腺から脂分の多めの分泌物が汚れと一緒になったり、常在菌と混ざり合ったりして犬臭さになります。犬臭さは犬種によっても差があり、シーズやアメリカン・コッカー・スパニエルなどは皮膚が生まれつき脂っぽい犬種は皮膚炎を起こしやすく、脂っぽくて体臭も強めです。

反対に被毛も皮膚もサラッとしていて体臭が少なめの犬種もいます。毛の長さというよりは、被毛や皮膚が脂っぽいかどうかのほうが獣臭に関係しているようです。皮膚の表面積が広い超大型犬にはアポクリン腺もたくさんありますので、超小型犬よりも体臭を感じやすいと言えるでしょう。

the dog breed beagle is marking territory

Olga Kuzyk/shutterstock.com

また犬はマーキングによって自分の縄張りや所有物を主張します。マーキングとは、少量のおしっこをする行為と思われがちですが、顔や体をこすりつけたり肉球の汗をつけるなどして自分のフェロモンやおしっこなどで爪痕を残す行為のことです。

発情期の雄犬の尿にはフェロモンが含まれているので雌にアピールするための行為でもあります。犬が臭いを放つのは自分の縄張りを主張したり、異性へのアピールという理由があるので、犬は臭っても当たり前と考えるおおらかな気持ちも大切です。

2.耳のニオイ

cat and dog - cute kitten whispering into english bulldogs ear on white background

WilleeCole Photography/shutterstock.com

耳の中にトラブルがなく、健康な状態なら耳垢の量は少なくニオイはほとんど感じられません。垂れ耳の犬などは、体温で耳の中が少々蒸れているのでニオイを嗅いだら臭う場合がありますが、それは自然なことです。しかし、外耳炎などの耳の中で細菌が増殖して耳垢がひどい場合は何かの病気で膿んでいるなどニオイが強くなります。

黄色い膿みのような粘着質な耳垢が見られたり、耳が赤くただれたりしているなら異臭が感じられることがあります。耳の寄生するダニの影響で、耳に強い痒みを感じてかきむしったりするのが見られるなら早めに獣医さんに見てもらいましょう。

犬種によっては、水分、ごみ、バクテリアような微生物が容易に耳に入り込むことがあるので、耳の中を清潔に保つように耳掃除をしてあげましょう。

3.肛門腺のニオイ

Small brown puppy smells big dog

Zadranka/shutterstock.com

犬のおしりの穴周辺内部に肛門腺という分泌物を出すところがあります。その分泌物が溜まる袋を肛門嚢(こうもんのう)と言い、肛門嚢の出口はおしりを後ろから見たときに時計の針の4時と8時の方向にあります。

大型犬の場合は、便をするときに分泌液も同時に排出されますが、小型犬は運動不足や腹圧が弱く、また去勢されている犬などは分泌液が自然に排出されずに肛門嚢に溜まりやすく、ニオイの原因となることがあります。肛門嚢からでる分泌液は、腐敗した魚介類のような強いニオイを放ちます。

愛犬が背中を丸めて、カーペットやフローリングにおしりを引きずる動作をしている時は、分泌液が溜まっている可能性が高いと考えられるでしょう。肛門腺しぼりをせずにじゅうたんやカーペットに分泌液がつくと個体だけではなく、室内にニオイがついてしまうこともあります。

4.皮膚・被毛のニオイ

健康な犬でもアポクリン腺からの分泌液があるため、多少は犬臭さを感じます。また常駐菌や皮脂分泌の量、湿度や温度、時間の経過によっても体臭は強くなることがあります。もちろん何カ月もシャンプーをしてなければ、個体差はありますが少しずつニオイは増していくでしょう。

また、ブルドック、フレンチ・ブルドック、パグなどのように顔や体にしわの多い犬は、しわの隙間に汚れやよだれが溜まって臭うことがあります。トイプードルやマルチーズ、シーズーなどの犬は涙によって毛が赤く染まってしまう涙やけが良く見られ、涙によって目の周りの被毛が濡れて細菌が繫殖して臭うこともあります。

Portrait of confident female veterinarian examining dog in hospital

ESB Professional/shutterstock.com

いつもと違う異臭を感じるのであれば皮膚や被毛にトラブルがあるかもしれませんので、獣医師さんに相談してみてもらいましょう。

5.口のニオイ

When your dog smells bad

Kirill Linnik/shutterstock.com

唾液が臭うことがありますし、口腔は食道や胃と繋がっていますので、腸内細菌バランスが悪い場合もニオイがします。歯磨きなどの口腔ケアをしていないと歯垢が溜まり、歯石や歯周病につながり強い口臭の原因になりかねません。加齢と共に唾液の分泌量が減ることによって、口の中で細菌が繁殖しやすく老犬は虫歯や歯周病のリスクが高いと言えるでしょう。

特に口腔内の汚れを取り除きいつもきれいな状態にしてあげましょう。また、口腔内だけではなく、お口のまわりに食べ物のカスなどがついたままだと雑菌が増えてニオイの元となることがあります。特にパグなどの口のまわりにしわの多い短頭種は、食べカスなどの汚れがしわの間に入りやすいので、丁寧に食事のあとにはきれいにしてあげるように気を配りましょう。

セントバーナードやニューファンドランドなどのよだれが多い犬種も、よだれが垂れて口のまわりから胸にかけて汚れやすく雑菌が増えてニオイの原因になることがあります。口の中で繁殖した菌が腸に入ると腸内の善玉菌が減り、悪玉菌が増えて腸内に腐敗臭が発生します。その腐敗臭が血中に吸収されて全身を巡るため、皮脂腺からニオイ成分となって発散されることもニオイの原因になります。

腸内環境を整えることによっても口臭と体臭の軽減につながります。

6.肉球のニオイ

犬の肉球は汗をかく部分であり、常に湿度がありバクテリアが繁殖しやすいことから、肉球独特のポップコーンのような香ばしいニオイの原因になります。散歩が好きな犬も多いので、散歩のときに様々な菌が肉球についてしまうことがニオイにつながりますので、散歩から帰ってきて家に上がるときには足の汚れを念入りに落としてきれいにしてあげましょう。

The Dogs Footprint on Cement Concrete Floor Background.

Asamask92/shutterstock.com

肉球のニオイは、爪からバクテリアが繁殖し感染症が肉球に発生し、さらに化膿した状態を放置していると強いニオイになることもあるそうです。湿気があると汚れや細菌が付きやすくなりますので、足をきれいにしてあげたら丁寧に水気を拭きとってあげることは大切です。自然乾燥は絶対にしないようにしましょう。


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