ラフコリーって?
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ラフコリーは映画やアニメ「名犬ラッシー」で有名になった犬です。日本でも一時期たいへん人気の高い犬種でした。実際従順で忠実なので飼いやすいことでも有名です。
今回はそんなラフコリーに関する基本的な知識を紹介したいと思います。合わせてラフコリーの健康維持にピッタリのおすすめドッグフードも紹介したいと思います。
ぜひラフコリーを飼っている方、またこれから飼うことを検討している方も参考にされてみてください。
ラフコリーの歴史
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ラフコリーの原産国はスコットランドです。コリーとは英語で「黒い」、アイルランド語で「犬」を表しています。ラフコリーは元々牧羊犬として活躍していた犬種です。
ラフコリーと似ているのにスムースコリーがいます。よく似た容姿をしているので、同じ犬種と考えられてもいました。
1860年ころイギリスのビクトリア女王がスコットランドで見かけたコリーを気に入り、自分の元に連れて帰ったと言われていますが、これはスムースコリーだったといわれています。
こうしてスムースコリーが注目されるにつれ、より落ち着いた性格のラフコリーも注目されるようになり、1870年代になると国内のみならずアメリカにも輸出されるようになりました。
それまでラフコリーは裕福な上流階級で人気があり、好んで飼育されてきましたが、映画やテレビで「名犬ラッシー」が放送されると世界中に知られるようになり、一般家庭でもかわいがられるようになりました。
ラフコリーの特徴
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ではラフコリーの大きな特徴は何でしょうか?
ラフコリーと言えばふさふさな体毛の大型犬ということができます。
大型犬
ラフコリーは大型犬に属します。
体重はオスで30キロ前後、メスで25キロ前後、体高はオスで56〜61センチ、メスで51〜56センチとなっています。被毛がふさふさですので、見た目は実際よりも大きく感じるかもしれませんが、均整の取れた体格をしています。
さらにラフコリーは細長いマズルに先が折れ曲がった半立ちの耳も特徴です。
被毛
ラフコリーはダブルコートの長毛で、豊富な被毛がラフコリーの特徴です。
特に胸元の豊富な被毛はえりまきのように見えます。尻尾もふさふさしており、手足の飾り毛もラフコリーの特徴です。
カラーは茶白のホワイト&セーブル、黒白茶のトライカラー、灰白黒茶のブルーマールの3種類です。
ラフコリーの性格
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ラフコリーの性格は、陽気で明るく優しい性格をしています。ですから誰とでもすぐ仲良くなることができますし、他の犬とも仲良くすることができます。
また元々牧羊犬として活躍していただけあってとても賢いです。人間のいうことをよく理解するのでしつけがしやすいということができるでしょう。子犬の頃からしつけを始めれば初心者でも飼いやすい犬種です。
また飼い主に従順で忠実な性格をしています。飼い主の気持ちを汲み取ることに長けており、飼い主が悲しそうにしていたり不安を感じていたりするときにはいち早く気づきそっと寄り添ってくれることでしょう。
このように洞察力に長けていますが敏感であるため、飼い主から叱られすぎたり、ほおっておかれたりするとストレスをためやすいという一面もあります。
ラフコリーは、温厚で賢い性格のイギリス原産の牧羊犬です。「名犬ラッシー」などの映画やアニメでも有名ですね。大型ですがリードを引っぱりすぎたりせず、しつけもしやすい家庭向けの犬です。その特徴はスマートな足と長い毛並み、面長の顔にあります。お手入れなど飼い方のコツや注意すべき病気、類縁の犬種について解説します。
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