二つの場所で問題が同時発生
どちらも救いたい

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WBPRの代表レベッカさんは市のシェルターから母親の愛が必要な2匹の子猫を引き取りました。時を同じくしてMMRでは子犬を亡くした母犬ドロシーが心を痛めていました。出典:http://www.lovemeow.com/dog-mourning-her-pups-until-two-orphaned-kittens-showed-up-needing-a-mom-2526148436.html
「ドロシーは妊娠中に飼い主に捨てられたの。それにライム病にもかかっていて、これが早産の原因になった可能性が高いの」とMMRのキャロルさん。
みなさんはライム病をご存じでしょうか。
近年日本ではマダニの存在がクローズアップされるようになりましたが、ライム病もマダニを介して感染する病気の一つで神経や循環器系に異常が起こる場合もあるのだそう。
ドロシーがライム病にかかっていたということは、彼女が無責任な飼い主の下、劣悪な環境でノミ・ダニ予防もされず飼育されていた可能性が高いと言えるでしょう。
憔悴しきった母犬

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生まれて来た7匹を全頭亡くしたドロシーはひどく憔悴し入院を余儀なくされました。そして入院中の2日間、子犬の姿を探しては泣いていたのです。出典:http://www.lovemeow.com/dog-mourning-her-pups-until-two-orphaned-kittens-showed-up-needing-a-mom-2526148436.html
「退院するとすぐに出産した場所を確かめて、それから何時間も子犬を探して家じゅうをさまよっていたの。子犬の代わりにとおもちゃをあげたけど、無駄だったわ」とキャロルさん。
お腹を痛めて産んだはずの7匹の子供達がいない。
ドロシーにとってそれがどれだけ悲しいことだったでしょうか。
それにしても動物の母性本能って本当にすごいものですね。
人間は教育を受けることによって出産や子育ての事を学びますが、犬は誰に教えてもらったわけでもなく、ちゃんと自分が母親だという自覚が備わっているわけですから、この点では人間よりはるかに優れていると思いませんか?
そうだ!この手があった!

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落ち込むドロシーを励まそうとキャロルさんはWBPRのレベッカさんに母親が必要な子猫はいないか問い合わせました。そこで思いついたのが先日引き取った2匹の子猫だったのです。そして数時間後、ドロシーと子猫は対面を果たしました。最初は戸惑ったドロシーでしたが、彼女が母性本能を発揮するのに時間はかからなかったのです。出典:http://www.lovemeow.com/dog-mourning-her-pups-until-two-orphaned-kittens-showed-up-needing-a-mom-2526148436.html
「ほんの数分で子猫達に首ったけになったわ」とキャロルさん。
優しいまなざしで子猫達を見つめるドロシー。
犬と猫という異種の動物にも関わらず違和感は全く感じられませんね。
ドロシーには心にぽっかり空いた穴を埋めてくれる存在が必要だったのでしょう。
そしてその穴をきっちりと埋めてくれたのが2匹の子猫ちゃんだったのですね。
こうして子猫達のお世話に没頭していれば、ほんの少しでも失った子犬達のことを忘れることができるかもしれませんね。