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残された時間ではなく与えられた時間。『うに』を救うために決めた覚悟


11月12日〜発症から3日目

突然世界がひっくり返ることもあるのだな、そんな重圧といきなり降りかかってきた決断。
全てひとりで背負うはずでしたが、たくさんの友人のサポートがありました。
そのくらい厳しい厳しい数日、でした。

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前回の記事に引き続き、11月12日明け方に発症したうにの右眼の緑内障について書いていきます。
原発性緑内障。
原因不明。
最高眼圧80。
発症四日目、あらゆる限りを尽くした処置も功を奏さず、緑内障バルブインプラント手術に踏み切りました。

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眼球摘出しか頭になかった私に提示された緑内障バルブインプラントという術式。
今ある視覚を維持し、さらに眼圧を下げる。
最善の術式でした。

手術・緑内障バルブインプラント

これは意外とギョッとする程のバルブを上瞼部に埋め込むもので
メリット、 視覚が維持できる、
デメリット…
平均で1〜1.5年で視覚は失われる。
バルブの不具合。
結膜下の組織の硬結。
バルブが詰まる。
以上の場合、再処置が必要となる。
デメリットの方が多い、しかし。
うにの場合発症四日目にも関わらず、奇跡的に、柴だからということもあるそうですが、視力が残っていたためこの手術を選びました。
視力が失われていた場合は、眼圧が上がりそれに伴う痛みを取り除くため、眼球摘出しようと思っていました。

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弁付きのバルブを隅角に設置し、眼房水が流れるルートをつくる。
10mmHG以上になると弁が開いて、眼の中の水を結膜下に流す、そんな役割をするのが上のバルブです。
親指の爪程、厚みも1mmは優にあり躊躇しました。

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ただ悲しいことにこのバルブが何のトラブルもなく作動し、循環する確率は相当低いということ。
お金をかけてもこんなものか、と愕然とするケースが多いとのことでした。
しかしながら、あの場においてうにを右眼を一番いいかたちで救う唯一の策だったのも事実です。
まだ見えているのに、いきなり眼球摘出は…
また見えなくなりゆくある、右眼を、痛みを伴い苦痛に歪むうにの顔を何もせず見ているのは、私には無理でした。
痛み止めもなくただただ目の前でうにが痛みに耐え、視力を失う。
今後どのくらい手術により視覚が持続できるかはわかりません。
手術を後押し、サポートしてくれた友人には一生頭が上がりません。

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炎症を起こしたうにの眼球。
ここまで肉眼で確認できるような症状だったにも関わらず、よく視覚が残っていてくれました。
本当に。
ただ痛かったよね。
手術まで4日。
ごめんね。しか出ません。
そしてそのまま帰国されたばかりでうにの手術に当たってくれた眼科の先生には感謝しかありません。

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朝ごはんは抜きで眼科に向かったため、そのまま麻酔下での手術となり、入院の手続きを。
順調に行けば3泊4日。
当日はごはんは抜きとなります。
先生方も朝ごはん抜きでいらしてください、と仰っていたということは前日の時点でやはりなんらかの処置をせねば痛みが続いていく、と確信していたからだと思います。
冷静に対処していたつもりでしたが、やはり途中涙がこぼれたり、言葉を失ったり、そんななにもかも受け止めてくれた先生方に感謝です。
そしてやはり眼科専門医というだけあり処置は早い。
そして来院している犬がほぼ白内障か慢性緑内障
を患っていたことも気を楽にさせてくれました。







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