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周りは火の海だった。絶望的な状況から救われた犬のその後…


火災は突然起こった

火災が発生したとき、地域住民は命の危険を恐れていました。
移り火が近くの他の家に火をつけると脅しているようでした。
家の番犬として飼われていたであろうルルは、複合施設内に閉じ込められていました。
金属のプライバシ・フェンスが建物を囲み、すべての出口が金属製の鎖で固定されていました。
出典:http://www.lifewithdogs.tv/2015/12/policeman-saves-dog-about-to-die-in-uncontrollable-fire/

突然ですが、みなさんは火に対してどのようなイメージを持っていますか?
火は私たちの生活に不可欠なものです。
しかし一歩間違えるとそれは一瞬で恐ろしいものに変わります。
例えばこのお話のように、火災を引き起こす原因にもなり得るのです。
最悪、なんらかの命を奪うこともありますよね。

このお話の犬ルルには、まさに火災による命の危険が迫っていました。
文章からも炎の勢いのすごさが伝わってきますね。
住民が近づくのを恐れるほどまで火は燃えあがっていたのです。
成す術もなく燃え続ける炎。
その中にまだルルは居ました。
恐怖心から誰も助けに入ることが出来ずただ見ているだけだったようです。
でも無理もないと思います。
炎にのまれてしまったら最後、生きて帰ってこれる保証はどこにもありません。
巻き込まれる危険性の方が高いところに素人である人たちが飛び込めるはずがないと思うのです。
例えばこの場に私がいて、燃え盛る炎の中に入っていけるかと言われたら絶対に無理です。
この場にいた地域住民もまた、ルルを助けたいという思いはあっても行動に移せる状況ではなかったのだと想像できますね。

恐怖心は増すばかりだった

地元住民は、フェンスを飛び越えて自分たちの人生を危険にさらすことを恐れていました。
彼らは火の中に閉じ込められるのを怖がっていただけでなく、ルルが救出者を救おうとする誰かを攻撃したり攻撃的になったりするのではないかと心配しました。
出典:http://www.lifewithdogs.tv/2015/12/policeman-saves-dog-about-to-die-in-uncontrollable-fire/

この場にいた住民たちは恐怖心に飲まれていたことでしょう。
目の前の炎をみているのですから、それは当然だと思います。
それに彼らはルルがどんな犬かよく知らなかったはずです。
番犬として飼われていることだけを知っていたら警戒するのも無理はありませんよね。
飼い主以外には攻撃的になるようしつけられている可能性が高いのですから。
それにルルは火災の中にいるのですから、冷静さを失っているかもしれません。
パニックになれば何をされるかわからないのです。
火災に巻き込まれるかもしれないリスクと犬に攻撃され怪我を負うリスク・・・。
このふたつが揃えば助けを戸惑うのも仕方ないと思います。
どれだけ助けたいという気持ちがあっても、人間はみんな恐怖心にはなかなか打ち勝てないものだと思うのです。

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