急に孤独になった老犬の新たな人生
飼い主家族を待ち続ける老犬
この老犬は, プンバァ(Pumba)と言い,飼い主家族が引越ししてからもかつて住んでいた家の周辺で1年以上も近所の人たちからもらう食料で生活していました。しかし,そんな彼の姿を見かねた人がついに救いの手を求めたのです。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/senior-dog-pumba-abandoned-hope-for-paws
人間の事情も知らず,急に孤独になったプンバァ。
今まで,幸せいっぱいに暮らしていただけにその悲しみはとてつもないものだったでしょう。そんな可哀想なプンバァを見守り続けてきた近所の人たち・・・これ以上可哀想な彼の姿を見たくなかったのでしょうね。
保護に向うも・・・
”Hope for Paws”という保護団体は,プンバァの件の連絡を受けてすぐに現地に出向き彼を探そうとしました。スタッフがプンバァを発見した時,彼は草の中で丸くなっていました。しかし,スタッフの姿に気が付くと,非常に怖がった様子をみせ,道路の反対側に走って逃げて行ったのです。恐らく,長い孤独な生活をしていたためどうしていいかわからず,神経質になっていたのでしょう。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/senior-dog-pumba-abandoned-hope-for-paws
遠くに,プンバァが草の上に横たわる姿が見えます。
孤独ながらももしかしたら自分を迎えに帰ってきたくれたのかも・・・と期待をしながら飼い主家族の帰りを待っていたのでしょう。
しかし,そう思うたびにその期待は見事打ち砕かれ,それを繰り返し,長い月日が彼の心をボロボロにしてきたのかもしれませんね。
そして生まれていく疑心感・・・大好きだった人間に対する感情も変わってきたようです。スタッフの作戦
路上での生活が長かったことで生き残るための知恵が培われてきたようです。スタッフはエサを入れたケージを仕掛け,プンバァを中に誘き入れようとしました。しかし,プンバァの方が一枚上手で,ケージの罠に捕まることなく,うまくエサだけを取って逃げ出したのです。スタッフは再び,彼に近づこうとしましたが,ひもに気が付くと怖がり,再び道路の反対側まで逃げて行ったのです。出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/senior-dog-pumba-abandoned-hope-for-paws
プンバァの頭の良さにはびっくりです。
スタッフのため息が聞こえてきそうですが,プンバァが生き残りに必死なことが感じられます。
以前は飼い犬だったため,”ひも”の持つ役割も知っているようですね。