故郷を離れ北の街へ
優秀な牧羊犬ペロ
ボーダーコリーのペロはウェールズのペンリンコックで農場を営むアラン・ジェームスさんの元で暮らしていましたが、ある日ペロは約380km北にある街コッカーマスの農場へ牧羊犬としてトライアルに出されました。出典:http://www.dailymail.co.uk/news/article-3558096/Sheepdog-makes-incredible-12-day-240-mile-journey-original-owner-running-new-farmhouse.html
「うちには牧羊犬がたくさんいるし、コッカーマスの農家が牧羊犬を探してると聞いたからペロなら適任だと思って送り出したのよ」アランさんの妻のシャンさんはそう話します。
こちらがそのボーダーコリーのペロです。
ボーダーコリーといえば尋常ではない集中力で羊の群れをてきぱきとまとめていく様子が頭に浮かびませんか?
とっても知能の高いボーダーコリーは牧羊犬としてのみならず、その驚くべき身体能力を買われてアジリティ競技会では常連の犬種です。
アランさんの農場にはペロの他にもたくさんの牧羊犬がいたことからペロを他の農場に譲る決意をされたのでしょうが、この決断こそが後に驚くべき出来事を巻き起こすことになるとは誰も想像すらしなかったことでしょう。
ペロがいなくなった!
トライアルに出してから約1か月後、アランさんにコッカーマスの農場からペロが姿を消したという知らせが入りました。しかし失踪から12日後、アランさんが動物達の様子をチェックしようと自宅のドアを開けると、玄関先にペロの姿があったのです。出典:http://www.dailymail.co.uk/news/article-3558096/Sheepdog-makes-incredible-12-day-240-mile-journey-original-owner-running-new-farmhouse.html
こちらの地図でわかるようにペロがトライアルに出ていたコッカーマスからアランさんの農場までは240マイル(約380km)の距離がありました。
380kmといえば日本だと直線距離で東京から大阪まで到達するほど。
そして12日間も旅をしてきたというのに、やつれた様子も全く無かったのだそう。
ペロは一体どのようにして戻ってきたのでしょうか?