「コイツ本当に寝てるのかにゃ~?」
手前でお昼寝する茶色い猫ちゃんを見つめる、一匹のにゃんこ。
左手は今にも猫パンチを放ちそうに持ち上げられ、何やら不穏な気配が漂っています。
「怪しいにゃ~」
どうやら、茶色いにゃんこが本当に眠っているのか怪しんでいる模様。
しきりに首を傾げながら、まじまじと相棒の寝顔を見つめています。
「本当は起きてるんじゃないのかにゃ?」
なぜ、相棒のタヌキ寝入りをここまで疑うのか…
にゃんこは何としても、眠っているように見える相棒の真相を確かめるつもりのようです。
「寝てるなら突いても起きないはずにゃ」
今にも、寝ているはずの相棒が怒りに牙を剥いてくるのではないか。
そんな未来を予想しているのか、にゃんこはちょっぴりビビリ気味。
でも、引く気配は全くありません。
怖いならやめればいいのに、どうしても相棒の眠りが本物か確かめずにはいられないのです。
「えい!」
首を捻っては届かない猫パンチを繰り出す にゃんこ。
しかしついに、その控えめな猫パンチは相棒に届いてしまいます!
果たしてにゃんこは起きるのか!?