温かい記憶は今でも消えない
生きる術も知らないまま、孤独になってしまったニム。
それはどんなに心細かったことでしょうか。
しかし、そんなニムに手を差し伸べた人がいました。
それがニムの今の飼い主さんです。
温かい家族に迎え入れられ、沢山の愛情を注がれたニム。
今では立派な成猫へと成長しました。
そうして無事に3歳を迎えることができたニムですが、彼には忘れられないものがあります。
保護された直後、飼い主さんに優しく抱きしめられたニム。
目の見えないニムにとって、その温かいハグはよほど安心できる、心地良いものだったのでしょう。
大きくなってもあのときのハグが忘れられないようで、今はニム自身が飼い主さんを抱きしめているのだそう。
今も目は全く見えないけれど、嗅覚と触覚で周囲を完全に把握できるというニム。
そんなニムに新しく家族ができました。
同じ境遇だから分かち合える