嵐が呼び込んだ太陽
2012年7月4日,”Friends of Felines Rescue Center (FFRC)”という保護施設にやってきたデレッチョは,まだほんの生後7週間しか経っていない子猫でした。出典:http://www.lovemeow.com/wobbly-cat-surprises-others-with-what-he-can-do-now-helps-special-kitt-2212768740.html
そして,この小さな猫は,ヨタヨタとぎこちなく歩くのです。
彼は,小脳形成不全という歩行やバランス感覚に影響を及ぼす神経学的な疾患を患っているのですが,彼自身そんな自覚はないようです。
こちらが,デレッチョ君ですね。
動く様子は見ることが出来ませんが,この画像から歩行がぎこちない様子が手に取るようにわかります。
後脚が極端に開いてとても歩きにくそうですよね。
保護施設の試練
子猫のお母さんが自分の子供たちを別の場所へと移動させようとしたのですが,彼は一人だけ兄弟たちに付いていけず後れを取ってしまうのです。出典:http://www.lovemeow.com/wobbly-cat-surprises-others-with-what-he-can-do-now-helps-special-kitt-2212768740.html
そんな様子を見守っていた飼い主さん家族が彼をオハイオ州ディファイアンスにあるこの保護施設に連れてきたのです。
元気で,健康,力いっぱい動き回る他の兄弟たちの姿を見ながら,思うように動くことが出来ず・・・
いつも兄弟たちの後ろ姿しか見ることが出来なかったデレッチョ君は,この時どんな思いを抱いていたのでしょう・・・。
みんなの中に入って一緒に遊びたい!そう思っていて,その思いが伝わってくると,そんな姿を見ているのも辛いですよね。
子猫がこの保護施設にやってきたとき,ディファイアンスの地はものすごい嵐(デレッチョ)が直撃していたのです。出典:http://www.lovemeow.com/wobbly-cat-surprises-others-with-what-he-can-do-now-helps-special-kitt-2212768740.html
この保護施設にいるスタッフは,この子猫もそんな嵐のような人生を送ることになるだろうと考え,この子猫の名前をこの嵐にちなんで「デレッチョ」と名付けたのです。
名前の由来は嵐から・・・とても珍しいですよね。
確かに障がいを持って生まれてきた子猫,施設のスタッフの人たちにとっては今後の人生がとても心配になる気持ちもわかります。
施設にとってもその名の通り嵐のような試練がやってきてようですね。
今まで受け入れたことのない障がいを持った猫。
彼の困難に満ちた人生をどのようにフォローしていけばいいのか・・・とても不安に思ったことと思います。
でも,デレッチョ君は,そんなスタッフの懸念を嵐の様に吹き飛ばしていったようです。嵐のような猫
彼は,バランスを取るための足の広げ方を学び,ぎこちなく,歩いては,転び,まだ歩く・・・を繰り返すのです。出典:http://www.lovemeow.com/wobbly-cat-surprises-others-with-what-he-can-do-now-helps-special-kitt-2212768740.html
彼は,この純粋な思いを貫くことで,行きたいところに行くことが出来るのです。
こんな可愛い顔をして,一生懸命自分の意志を貫く姿・・・
上手く歩けないけど・・・「あそこに行きたい!!」そんなデレッチョ君の思いが,ひたすら彼を目標地点まで連れて行っているようですね。
そんな彼のけなげな姿を見ると,目が離せなくなりそうです。
デレッチョ君のこんな頑張りが施設内に浸透し,みんなの励みとなっているようですね。そして,彼は,決してあきらめず,施設のスタッフからは,出典:http://www.lovemeow.com/wobbly-cat-surprises-others-with-what-he-can-do-now-helps-special-kitt-2212768740.html
「デレッチョは,黄金のハートを持っていて,みんなの心のモチベーションをあげてくれるんだ。」
という声が上がっています。
まさに,デレッチョ君は嵐の様にみんなの心の中のやる気をかき混ぜ,かき揚げてくれたようです。
小さな猫が頑張っている姿を見ると,自分もじっとしてはいられませんよね。
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デレッチョが施設にもたらしたもの…