危険な寒空の下で
あそこに何かが居る!
それは2017年1月5日の午後1時頃のことでした。米ミネソタ州に住む女性チャー・グルーバーさんは仕事を早く切り上げ帰宅の途中、道路脇に何かを発見します。出典:https://www.facebook.com/char.gruber/posts/1428681477145018
車を降りて周辺を調べてみたチャーさんは信じられない光景を目にします。なんとそこには車の激しく行き交うフリーウェイの隅っこで震える黒猫の姿があったのです。
その時のミネソタ州の外気温は実にマイナス17°。そんな中、雪に覆われ一人ぼっちの黒猫が。雪に埋もれながらもその猫は凍えた脚で前に進みます。そこでチャーさんは黒猫に近寄って行くと、猫はフリーウェイ脇の傾斜面の下にある8メートルほどの長さの排水管の中へと飛び込んで行きました。どうやらその猫はその中で暮らしていたようです。
猫にとって排水管は暖を取ることのできる貴重な住み家だったのでしょうが、アメリカのフリーウェイは交通量も激しく、法定速度も日本の高速道路より速いため、とても危険な場所です。
私達が助けるから!
チャーさんは寒さを増すその場から猫を安全であたたかい場所へ救い出すと心に決めました。出典:https://www.facebook.com/char.gruber/posts/1428681477145018
そして3時間後、チャーさんと友人のキャロリンさんは傾斜面に2つの捕獲機を設置しました。するとほんの数分後、捕獲機の扉が閉まる音が。そう。その猫は見事に捕獲機に入ってくれたのです。
人と触れ合ったことの無い野良猫だとこんなにあっさりと捕獲機に入ることはめったにありませんが、この猫はほんの数分で捕まってしまいました。このことからこの猫はかつて人に飼われていたと考えられます。
やはり飼い猫だった
その後、もう一人の友人であるアンさんが猫を動物病院に連れて行ってくれました。そこでその猫にはマイクロチップが装着されていることが判明しました。出典:https://www.facebook.com/char.gruber/posts/1428681477145018
チャーさん達はすぐに猫の飼主であるジャスティン・フレイさんに連絡を取りました。するとその猫は2015年9月20日から行方不明になっていたことが明らかになったのです。そしてその猫の名前はフレディであることもわかりました。
同じ元飼い猫でもマイクロチップが有るのと無いのでは身元の判明に大きな差が出てきます。そしてマイクロチップを装着していたという事実から、この猫は捨てられたのでは無く迷子だということが予測できます。
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あるものが迷子猫に奇跡をもたらすことに!