食事から犬の毛並みを良くするための栄養素
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タンパク質
犬の毛はタンパク質からできています。犬の毛がパサパサしているなら、それは、タンパク質が不足しているサイン。
しかし、タンパク質なら何でもいいわけではありません。
「動物性のタンパク質」を与えるようにしてください。
犬の体は植物性タンパク質が消化しにくいのです。
動物性のタンパク質であれば、食事からの吸収率もよく、しかも犬の皮膚や毛並を美しく保つ働きのある脂肪が含まれていますので、さらさらした毛を作るのに欠かせない栄養素と言えるでしょう。
必須ミネラル
きれいな毛並やツヤに重要なのは、亜鉛と銅です。
必須ミネラルには、代謝を促進するカルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅、鉄などが含まれているので、食事によって必要な栄養素も同時に取り入れましょう。
リノール酸と同時に摂取することで相乗効果があるともされています。
ビタミン
特にビタミンA、B群、Eが不足すると皮膚の免疫が落ち、角質に異常が生じ、脱毛することさえあります。毛並にも必要ですが、それ以上に健康のために必要な栄養素です。
ビタミン類は欠乏も、過剰摂取もよくありません。バランスを取ることが大切です。
足りないように感じるのであれば、フードに緑黄色野菜や果物などの食事を加えるようにしてみてください。
良質な脂肪
犬の毛並には脂肪分が大きく関わっています。
脂肪分は皮膚の状態を保つのにも欠かすことができません。
なぜなら、毛ツヤ、毛並に大きな影響を与えるからです。
しかし、だからといって、過剰摂取はよくありません。肥満やその他の悪影響に繋がります。
シニア用や肥満用などのドッグフードは逆にカロリーが控えめなので、毛がパサパサになりやすい傾向にあります。
無添加フード
人口化学添加物、保存料、香料、着色剤などを使用していないものを無添加といい、人間が食べても問題ないのが特徴です。
免疫力を上げ、快便になるので、体質も向上し、当然毛並もよくなります。
安くて、粗末なフードは毛並の質が悪くなるだけでなく、健康にさえ悪影響が及びます。
犬の毛並は食事で決まる!
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食べるものが身体を作ります。これは、人間も犬も同じです。
毛並が美しいと若々しく見えますし、実際に健康にもなるでしょう。
今一度、犬の食生活も見直してみませんか?