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【狼犬】種類と特徴。日本での飼い方まで解説!


狼犬とは

wolfdog

mjurik/shutterstock.com

その名の通り、オオカミとイヌを掛け合わせた大型犬です。

主に、オオカミとハスキーやシェパードなどの犬種を交配して誕生した犬種です。

狼犬の呼び方は、特に決まっておらず、”おおかみけん””ろうけん””ウルフドッグ”とも呼ばれます。

狼犬は、オオカミとイヌの血を持っていますが、オオカミの血の割合が高い犬ほど、外見や気質がオオカミにより近くなります。

一般的にはオオカミの血が75%以上になるとハイパーセント呼ばれますが、その他の基準ははっきりとしていません。

オオカミの血の割合が低い方が、犬の血の割合が高いということなので、飼育しやすくなりますが、野性味のある狼犬を求める人は、オオカミの血が濃い個体を好む傾向にあります。

狼犬の性格と特徴

狼犬の性格や特徴は、オオカミの血の割合によって違いが出るため、個体差はありますが、よく見られる傾向をお伝えします。

犬よりも飼育が難しい

dog and Wolfdog

Lelusy/shutterstock.com

狼犬は、自然界で生き残ろうとする本能ゆえ、非常に警戒心が強いが、仲間と認めたものとは良好な関係を築こうとします。

そのため犬よりも高度な社会性を持ち、仲間意識は犬よりも強固なものです。

このような性格から、飼い主を仲間、リーダーと認めていれば、むやみに人間を襲うことはありません。

しかし、犬よりも自立心が強く、自分で物事を考えて行動することがあり、飼い主の思い通りにならない場合もあります。

特に、ハイパーセントのウルフドッグは、独特の気質があるため、飼育やしつけが難しいと言われています。

狼犬を飼育する人は、犬の飼育やしつけとは全く違う意識を持つ必要があります。

しかし、狼犬はイヌよりも高い、言語能力・運動能力・嗅覚・防衛能力などを持つと言われています。

その能力の高さから作業犬、使役犬、軍用犬、ソリ犬、ベアドッグ(北海道のヒグマを追い払う犬)などで活躍しています。

危険性ばかりに注目されることが多いですが、正しい方法で育てれば、飼い主に従順なパートナーになってくれます。

運動量が多い

The Saarloos wolfdog

Martyna Nysk/shutterstock.com

狼犬の理想的な運動量は、1日2~3時間以上といわれています。

そのため、常に広大で安全な場所(大きな庭や運動場など)で運動をさせるか、自転車などを使って走らせることが必要です。

運動能力も非常に高く、ジャンプ力は2~3mあるといわれていますので、マンションでの飼育は不向きですし、一戸建てでも隣家と密接している場合は難しいでしょう。

室内飼いもおすすめはできません。

体格も大きく、力も非常に強い狼犬ですから、飼い主の体力も必要になってきます。

狼犬の平均寿命

現在、日本で飼われている狼犬の平均寿命は10~12歳といわれています。

一般的な大型犬と大差はありません。


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