笑われる人生から笑う人生へ
オークションの場で笑われた牛
子牛のBlitzen君は、”Farm Sanctuary”という保護施設長を務めていているSusie Costonさんに命を助けられました。
Costonさんは、Blitzen君がオークションにかけられている姿を見て、保護しようと決断したそうです。
この決断が彼の人生を大きく変えることになったようです。
この時、Costonさんに出会わなければ、もしかしたらまだ何もわからないうちに命が終わっていたかもしれないと考えると、彼にとって人生で最も重要な日だったかもしれませんね。
彼は、オークションに出るほどの牛ではないと誰もが考えていたようです。Blitzenがオークションに出ると、「誰がこんな牛を買うんだ。」と競売人の間から笑いが起きたのです。出典:http://www.animalsoffarmsanctuary.com/post/154782772901/happy-birthday-blitzen-if-youve-ever-been
運命の転機
遡ること、2010年。
Blitzen君は、他の2頭の牛(LawrenceとAlexander)とともにCostonさんに保護されました。出典:http://www.animalsoffarmsanctuary.com/post/154782772901/happy-birthday-blitzen-if-youve-ever-been
彼らは、ペンシルベニアとニューヨークにある大規模酪農場で飼われていました。
このとき、彼の体重はたった37ポンド(約17キログラム)しかなかったそうです。
通常、牛は体重約40キログラムで誕生するのでいかに彼が小さいのかわかりますよね。
「こうして保護された牛たちの多くは、家畜飼育場に到着したころには脱水状態で、立つことができないほど弱り切っているのです。出典:http://www.animalsoffarmsanctuary.com/post/154782772901/happy-birthday-blitzen-if-youve-ever-been
彼らは、赤ちゃん牛にとって欠かせないお母さん牛からの初乳を十分に与えられていないのです。」
と、Costonさんは説明してくれました。
そんな子牛は感染症や病気にかかりやすく、病気になるとすぐに悪化するそうです。
赤ちゃん牛を守ってくれるはずの初乳、そんな命の素を十分に与えられていないのだから彼の弱弱しさは想像できますよね。
保護されたときのBlitzenは生後たった1日か2日しか経っていませんでした。出典:http://www.animalsoffarmsanctuary.com/post/154782772901/happy-birthday-blitzen-if-youve-ever-been
彼はすぐさまコーネル大学にある動物病院に連れていく必要があったのです。
Blitzen君は、生後1~2日でわけもわからず、自分を売りさばかれるオークションの場に連れて行かれたのですね。
そんな時期から牛の売買が始まっているとは初めて知りました。
人生の喜びを知った牛
Blitzen君は、肺炎の治療を受けたり、輸血が必要ではありましたが、彼を含めた3頭の牛たちの命は助かったそうです。
死が目の前でちらつく中で助けられた3頭が生き延びることができたのも、スタッフの皆さんの献身的な努力があってのことだと思います。
保護されてから3頭は保護区域で幸せな日々を過ごしていたそうです。
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その5年後悲しい出来事が起こりました。