犬に芸を教えるとこんな効果が!
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犬に芸を教えることは、見ていて可愛いことはもちろんですが、芸を教えることにより犬の脳が刺激され、認知症予防にもなります。
また、芸は手足を動かすため、日頃の運動不足解消も出来ます。
犬の芸は、人のコマンド(命令)により犬が反応するため、しつけと同様の効果を得ることが出来ます。
楽しみながら愛犬とコミュニケーションをとることが出来ることも芸を教える上でのメリットです。
日頃から愛犬と接する時間が少ない人は、教え方を覚えれば短時間で芸を教えることが出来るため、毎日コツコツと芸を教えることをおすすめします。
犬に芸・トリックの教え方の基本
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オペラント条件付け
オペラント条件づけ(オペラントじょうけんづけ、operant conditioning、またはinstrumental conditioning)とは、報酬や嫌悪刺激(罰)に適応して、自発的にある行動を行うように、学習することである。出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%9A%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E6%9D%A1%E4%BB%B6%E3%81%A5%E3%81%91
例えば、犬に「おすわり」とコマンド(命令)をし、犬が座ったらご褒美を与える。
これを繰り返すことで、犬は「おすわりと言われ、座ったらごほうびがもらえる」と学びます。
何度も行うことで、犬はごほうびほしさにコマンド(命令)に即座に反応するようになります。
ごほうびをあげる
オペラント条件付けを強化させるには、犬がコマンド(命令)に従った際にごほうびを与える必要があります。
これを繰り返し、犬はご褒美がほしいために楽しんで芸を覚えるようになります。
ごほうびはおやつを与えることではありません。
もちろんおやつを与えることもごほうびのひとつですが、一緒にボール遊びをする、何も与えない分思い切り褒めてあげることもごほうびになります。
犬が飼い主に褒められるために芸をするようになれば、犬とのコミュニケーションがとれている証です。
集中できる環境作り
芸の教え方がわかっていたとしても、犬が芸を覚えるのに集中出来る環境でなければ、芸を覚えるのは遅くなってしまいます。
例えば子どもがいる家庭で、芸を教えている最中に子どもが騒いでいたり、犬にちょっかいをかけることをすると、犬は何に集中をしていいのかわからなくなってしまいます。
そのため、なるべく広々とした静かな室内で、まわりに犬が興味を示しそうなものがない場所で芸を教えるようにすると良いでしょう。