大型犬とは
犬の大きさの定義については、明確に定めがあるわけではありません。
ただし、成犬になったときの体重や体高をもとに、一定以上の大きさの犬種を「大型犬」として分類しています。大型犬の体重と体高についておおよその範囲を説明します。
大型犬の体重
一般的に体重が25~30kgを超えるような犬種が大型犬とされています。犬種によっては40~50kgになることもあります。
大型犬の体高
おおよそ体高が50~60cmを超える体高の犬種が大型犬です。なかには80cmを超える大きさになる犬種もいます。
大型犬の人気種類ランキング10
![大型犬](https://cdn.mofmo.jp/v3/640/imeditor_storage/1/article/259186889.jpg)
Susan Schmitz/shutterstock.com
人気の犬種はその時期によって移り変わりがあり、いつでも同じ傾向だとは限りません。
たとえば、人気が出たドラマや映画、CMなどで目にした犬種を飼ってみたいという人が多くなれば、一気に飼う人が増えることもあります。
この記事ではジャパンケネルクラブがまとめた2018年のデータをもとに、大型犬の人気種類ランキングを作成しました。ジャパンケネルクラブとは純血種の保護をはじめとしたさまざまな活動をしている団体です。
犬種別の登録件数も公表していますので、信用性のある情報を元にお届けしていきます。
【1位】ゴールデン・レトリーバー
![ゴールデン・レトリーバー](https://cdn.mofmo.jp/v3/640/imeditor_storage/1/article/141945937.jpg)
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ゴールデン・レトリーバーは、鳥を狩るときに人間とともに働く鳥猟犬として活躍してきた犬種です。
長めで豊かな被毛を持ち、垂れ耳でなおかつ、なんとなく垂れ目に見える容貌から優しい印象を与えてくれます。バランスがよく均整のとれた体格で、活動的なのも特徴です。
原産国 | イギリス(スコットランド) |
---|---|
体高 | 51~61cm |
体重 | 25~34kg |
平均寿命 | 11~13歳 |
毛色の種類 | ゴールド/クリーム |
ゴールデン・レトリーバーの性格
ゴールデン・レトリーバーは見た目の優しげな雰囲気そのままに、性格も温和で優しい犬種です。ほかの犬や子ども、知らない人にも友好的に接することができるため、初心者にも飼育しやすい犬種だといえるでしょう。
子犬のときは多少やんちゃなところがあるかもしれません。しかし、介助犬や警察犬として人間と一緒に仕事ができるほど賢く、しつけするうちに落ち着くことがほとんどです。
また水鳥を回収してくる仕事を担っていただけあり、水遊びが好きな性格の子も多くいます。
もっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
ゴールデン・レトリーバーのしつけや飼育時の注意点
ゴールデン・レトリーバーは頭がいいことで知られています。また、猟犬として活躍していたことから主人の命令を待つ忍耐力や従順さを持ち合わせており、しつけはしやすい犬種です。
ただし、体が大きいうえに人にもフレンドリーであるため、思わぬときにリードを強く引っ張ったり人に飛びついてしまったりするかもしれません。
犬自身は遊びのつもりで悪気がなくても、人を驚かせることや怪我につながる危険もあるため注意しましょう。
里親の選択肢も視野にいれよう
しつけもしやすく性格も温和なゴールデン・レトリーバーは里親として家族に迎え安い犬種のひとつです。成犬ならすでにしつけがしっかりされていることも多く、飼いやすい犬種だといえます。
ゴールデン・レトリーバーの里親はこちら【2位】ラブラドール・レトリーバー
![ラブラドール・レトリーバー](https://cdn.mofmo.jp/v3/640/imeditor_storage/1/article/384052714.jpg)
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ラブラドール・レトリーバーは盲導犬として活躍していることがよく知られている犬種です。
もともとはカナダのニューファンドランド島にあるラブラドール半島周辺で、漁師の魚を回収するのに活躍していた犬種が祖先といわれています。
その後イギリスに渡って水鳥を回収してくる鳥猟犬として改良が進みました。
原産国 | イギリス |
---|---|
体高 | 54~57cm |
体重 | 25~34kg |
平均寿命 | 10~15年 |
毛色の種類 | イエロー/ブラック/レバー/チョコレート |
ラブラドール・レトリーバーの性格
ラブラドール・レトリーバーは、賢いうえに優しくて温和な性格をしているため、はじめて大型犬を飼う人にも飼いやすい犬種です。知らない人や犬以外の動物に対しても警戒心や闘争心がなく、フレンドリーに接することができます。
飼い主に対して従順なことも特徴的であり、盲導犬や介助犬として活躍できる資質を備えた犬種であるといえるでしょう。
鳥猟犬として活躍していたときの名残から、水遊びやボール遊びが好きなことも多いです。
もっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
世界で最も飼われている犬種のラブラドールレトリバーは欧米ではもちろん、日本でも大人気の大型犬です。
走ったり泳いだりするのが好きなとても活発な犬ですが、その能力の高さから盲導犬や介護犬としても大活躍しています。
そんなラブラドールレトリバーの特徴や性格、飼い方やしつけ方のコツを紹介します。
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ラブラドール・レトリーバーのしつけや飼育時の注意点
ラブラドール・レトリーバーは基本的に温和な性格です。基本的には頭がよく、飼い主の命令もよく聞く従順さがあるため、しつけは難しくありません。
ただし、遊び好きで活動的なこともあり、子犬のときはやんちゃな側面を発揮することがあります。そのまま大人になると落ち着きがなく、むやみにリードを引っ張ったり人に飛びついたりしかねません。
体が大きいだけに、ちょっとしたいたずらでも家具が破壊されることもあり得ます。
子犬のときから主従関係を構築して「待て」が確実にできるようにし、してはダメなことはしないように覚えさせておきましょう。
里親の選択肢も視野にいれよう
賢くて飼い主にも従順なラブラドール・レトリーバーは、大型犬でも飼いやすい犬種です。里親として子犬から育てるのも難しくありません。
すでにしつけされている成犬ならば、なおさら飼いやすい犬種ですから、里親という選択肢も視野に入れやすいでしょう。
ブラドール・レトリーバーの里親はこちら
愛される大型犬として、一時期は大ブームとなり、飼われるご家庭もかなり多かったのですが、住宅事情や意外に寿命が短いことから、いまでは小型犬が主体に飼われるようになり、数は減りましたが人気は継続中、それがゴールデンレトリバーです。レトリバーとは回収とか取り戻すといった意味で、それは狩猟犬だったことを表します。飼い方のコツ、しつけの方法から子犬選びまで詳しく解説いたします。
https://mofmo.jp/article/1561