猫のウェットフードって?
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Berents/shutterstock.com
猫のフードには、大きく分けてドライフードとウェットフードがあります。
ドライフードは、水分含有量が約10%程度で、保存性が高く、比較的安価なのが特徴です。
一方ウェットフードは、水分含有量が約75%程度で、嗜好性が高く、比較的高価なのが特徴です。
猫のウェットフードのいいところ
猫は水分が不足すると腎臓や膀胱など泌尿器系の病気にかかりやすくなります。
ウェットフードは水分含有量が高いので、猫の水分摂取不足による病気リスクを減らすことができます。
猫は犬に比べ、自ら水分を摂ることが少ない?!
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Impact Photography/shutterstock.com
猫の祖先は砂漠で生活していたため、水分が不足していても生きていけるような体質を受け継いでいます。そのため、犬と比較して水を飲む量が少ない傾向があります。
現在の飼い猫は、北アフリカの砂漠にいたヤマネコの特徴を多く受け継いでいます。水が簡単には得られない環境でも生き延びられるように、水分をよく再吸収して濃縮した尿を排泄するようになっているのです。出典:http://www.koenji-ac.com/nekote/60.htm
水が欠乏した状態では、できるだけ尿を少なくして体に水を残そうとするので、脱水に対しては 犬や人間よりもよく耐えられます。
しかし、脱水が長く続けば、他の動物と同じように生命の危険がおとずれます。
食べるだけで水分がとれるウェットフードだと
個体差はあるものの、水を入れる容器や飲ませ方を工夫してもあまり水を飲まない猫がいます。
ウェットフードには水分が約75%ほど含まれていますので、水分が足りていないと思われるときはウェットフードを与えるのも一つの方法です。