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日本リビング保証株、衆院選後の「住宅」予算にらみ、しばし様子見(慶応義塾大学 すんぴぴさん)【企業分析バトル】


日本の住宅寿命は平均30年といわれている(写真はイメージ)

みなさんこんにちは。すんぴぴです。

東証マザーズに上場する「日本リビング保証」(7320)について、分析しようと思います。「リビング保証」というオカタイ感じの社名ですが、2009年の設立で、事業を定義すると、住宅総合アフターサービスとなります。

「おうちのトータルメンテナンス」とBPO事業が2本柱

日本の住宅寿命は平均30年といわれています。その一方で、欧州などの諸外国ではおよそ100年先まで建っていることは少なくありません。日本の住宅は寿命延長の余地が大きいといわれています。

日本の住宅寿命が短い理由には、地震や台風などの天災が与える影響の部分が大きいのですが、日本リビング保証ではそれらの部分も保証によって解決していこうというアプローチになります。

同社の事業を詳しく見ていくと、大きく「おうちのトータルメンテナンス」事業とBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業の二つに分けられます。

前者のおうちのトータルメンテナンス事業は、キッチン、浴室、給湯器、トイレ、洗面化粧台などの住宅設備を対象に無料修理を保証するサービス事業です。中古不動産の検査・補修などを行う検査補修サービス、ポイントを用いたCRM(Customer Relationship Management=顧客関係管理)事業を手がけています。

また、後者のBPO事業では、設備メーカーのコールセンター受付や保証料の集金、保証書の発行、検査・補修の手配、損害保険会社との清算業務などを受託する事業を担っています。

利益でいうと、ほとんどBPO事業が稼いでいるという構図になっています。

数値面で見ると直近の利益・キャッシュフローともに順調に推移しており、バランスシートも特に問題があるというわけではなさそうです。株価も上がってきており、昨年(2020年)に比べて2.5倍ほどに成長しています。

次の衆院選後、住宅は予算が充てられる可能性もあるので、そこが決まり次第買おうかなと思っています。

日本リビング保証(7320)
年初来高値(2021年10月11日)3600円
年初来安値(2021年 3月 4日) 1781円
直近の株価(2021年10月25日)3455円
株式購入は見送り

慶應義塾大学 すんぴぴ
慶応義塾大学環境情報学部4年 周りの友だちの多くが情報系、バイオ系の研究をしているなか、元日銀審議委員の教授の下、金融政策を学んでいるマイノリティ。4つのアルバイトを掛け持ちして、年に10日もフリーな日がない。2年連続、暗号通貨バトルで優勝。今年は企業分析バトルの株式投資で優勝を狙う!

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