19日(2021年11月)の「あさイチ」、プレミアムトークのゲストはITエバンジェリストの若宮正子さん(86)。伝道師として、デジタルの魅力を幅広い世代に伝えている。
若宮さんは80歳を過ぎてからプログラミングを学び、2017年、81歳でシニア向けゲームアプリ「ひなだん」を開発。それがアップル社CEOティム・クック氏の目に留まり、IT業界最大級のイベント「世界開発者会議」に特別招待された。クック氏が大絶賛したこともあり、若宮さんは「世界最高齢プログラマー」として一躍有名人となった。
大吉「『リアルコンピューターおばあちゃん』ですね」
鈴木奈穂子キャスター「アプリ開発後にCNNでも取り上げられ、国連本部で開かれた基調講演にも招かれたと...それは英語で講演されたんですか?」
若宮さん「はい、英語で。ジャパニーズイングリッシュか、マーチャンイングリッシュかという...でも堂々と」
博多大吉キャスター「正子ちゃんイングリッシュでいいと思います。僕、全く関係ないですけど、今、我がことのように嬉しいです。僕の自信にもつながっています。ありがとうございます」
「ひなだん」は12体のひな人形を正しい位置に配置するゲーム。アプリを開くと「ようこそお越したもれました」、全問正解すると「お見事であらしゃいますなぁ」と雅な声で反応する。博多華丸キャスター「声も若宮さんの声ですよね?」
若宮さん「いえいえ。私はあんな平安時代の声はとても出せません。平安時代のお雛様に録音していただきました」
大吉キャスター「なるほど。若宮さんぐらいになると、平安の方にも人脈があるんですね」
華丸キャスター「そんな風に時空を行き来できるものなの...」
自身を「もの好き」と評する若宮さん、若いときから海外旅行やコンピューターなど未知なものに挑戦してきた。自宅ではVRゴーグル、AIスピーカー、スマートウォッチなどを駆使。週に3、4回はリモート会議をこなし、シニア向け交流サイトも活用するなどデジタルライフを満喫しているという。
大吉キャスター「月並みな言葉ですけど、『リアルコンピューターおばあちゃん』ですね。最先端を行かれてます」
若宮さんの話に、いつもよりも前のめりの姿勢で目を丸くしてばかりの大吉キャスターだった。
(ピノコ)