<旅> 毎回多彩なゲストがさまざまな場所を旅する「遠くへ行きたい」(読売テレビ、日本テレビ系。今回(11月7日、2021年)は元バレーボール日本代表の栗原恵さんが群馬を旅しました。
「ずっと来たかったんですよ。うれしいな。すごい迫力!」と栗原さんが言うのは、新一万円札になることで話題の渋沢栄一も設立に関わった「富岡製糸場」です。
「富岡製糸場」のガイドを務める新井幸子さんの解説によると「ここは繭倉庫として使われていた東置繭所という建物です。建物の高さは約15メートル、横幅は104メートルあるのですが、東北の震災のときにもびくともしませんでした。エントランスのアーチのところに明治5年と書かれた石が埋まっているんですが、あの石が一つなくなることで、この建物が崩れてしまうと言われています」とのこと。
糸をとった後の残った繭で...
「え!?あの石だけでですか?」と栗原さんもビックリ。
富岡製糸場では、解説員による解説を聞きながら約40分でまわるガイドツアーが大人1人200円、中学生以下1人100円とリーズナブル。自分には無い視点から新たな発見が生まれるのが、ガイドツアーの良いところです。
「すごいキレイ!」と栗原さんが感動したのが、繭でつくられたお花「花まゆ」。
「これは揚がり繭といって、糸をとった後の残った繭で作った作品です」と、花まゆ講師の鈴木和美さん。
「はな繭」は養蚕農家の人たちが一生懸命に育てた繭を無駄にしなようにと作り初めたもので、揚がり繭や、病気や傷がついて糸にできない繭を使ってできた美しい造花です。
せっかくなのでということで栗原さんも花まゆ作りに挑戦。
繭から花びらを1枚ずつ作っていく繊細な作業もコツコツと行い「初めてなのに上手ですね!」と先生も絶賛する見事な作品に仕上がっていました。
番組では、富岡製糸場周辺をCGで散策できる体験型VR観光アプリ「ストリートミュージアム」も紹介されていました。
アプリをダウンロードすると、地図上にでてくるVRスポットではスマホ越しに街の昔の様子を観ることが可能。現在の風景と見比べながらの街観光は2倍楽しめそうです。
(SaMi)