12日(2021年11月)の「あさイチ」(NHK総合)プレミアムトークは、「イヤミスの女王」の異名を持つ、小説家の湊かなえさん。35歳で主婦から小説家デビューし、家事、育児と多忙を極める中、執筆活動を続けてきた。
小説の締め切りが迫る中、子どもと行ったテーマパークで、アトラクション待ちの間はかばんを机代わりにパソコンで執筆したという伝説もある。
大吉「考えられなくないですか?」
博多大吉キャスター「書きながら、行列を一歩ずつ進んでいったと...」湊さん「そうです。3時間待ちだったのですが、あっという間でした。はかどりました」大吉キャスター「むしろはかどった...」
博多華丸キャスター「何に乗ったのか分かりませんが、『ええじゃないか』かも知れませんね」
湊さん「ジェットコースター系だったので、その後すごくハイになって爽快でした」デビューと同時に、6年先までスケジュールが埋まったという湊さん。デビュー作『告白』の第1章となる『聖職者』という短編で新人賞を取り、『告白』が出版される前にはもう『少女』と『贖罪』を書いていたというハイペースを崩さず、この13年間に26冊もの作品を生み出してきた。
大吉キャスター「考えられなくないですか?だって我々、漫才のネタ、年間何本作ってる?マックスで4本ですよ。ゼロの年もある」華丸キャスター「(机を叩きながら)先生、そろそろ締め切りが近づいてま・す・よ!」大吉キャスター「分かってますよ。『THE MANZAI』の話でしょ。...すみません、ちょっと私語が入りました」
超人的なスケジュールをこなしてきた湊さんだが、今年3月、1年間の休筆宣言をした。「ずっと出し続けてきて、だんだん感性が鈍ってきたなと思って、1度吸収する時間を作りたくて」と湊さんは話す。
しかし結局、2021年は働いてしまったという湊さん。「あさイチ」で「2022年は休筆する」と宣言した。
湊さん「来年は新刊出ません」
大吉キャスター「もう間違いないですね?ポケットにもう何も残してないですね?」湊さん「ないです。ないです(笑)」
休筆中にやりたいことは語学の勉強、そして趣味の登山をたくさんすることだそうだ。
(ピノコ)