新型コロナの新たな変異株オミクロン型の感染拡大が懸念されるなか、東京都ではきのう1日(2021年12月)から飲食店での人数制限が4人から8人へと緩和された。にぎわいを取り戻した夜の街の様子を、2日の「モーニングショー」が伝えた。
東京・新宿の居酒屋では、客のほとんどがマスクをはずしていた。6人で飲んでいた男性会社員(38)は「1年半ぶり。久しぶりに皆さんと食事ができて良かった」。店員の山口邦子さんは「4人だと頼まない高級魚や単価の高いキンキやノドグロが、8人になると『せっかくだから』と頼んでいただけるので、団体様は非常にありがたい」と話していた。
深夜まで大騒ぎ
路上飲み対策としてことし5月から、駅前広場がフェンスで封鎖されていた東京・高田馬場駅前では、きのう1日にフェンスが撤去され、広場が半年ぶりに開放された。早速集まってきた若者たちは、「かんぱーい」とワインをボトル飲みしたり、酔っぱらって相撲を取ったり、建物によじのぼって大声をあげたりと、深夜まで大騒ぎ。マスクをしている人はほとんどおらず、広場には空き缶や割れた瓶が転がっていた。
緩和ムードの一方で、2例目のオミクロン感染例が発覚するなど、政府はオミクロン対策に四苦八苦している。国土交通省は今月いっぱい、日本に到着するすべての国際線の新規予約を停止するよう、各航空会社へ要請。日本人も予約がなければ年内は航空機での帰国はできない。バタバタの対応だったのか、国交省の要請を官邸サイドが把握していない一幕もあった。
きのう羽田空港から仕事でカナダへ出国した40代の男性は「本当は行きたくないが仕方ない。戻ってくるまでにはどうにか(日本に)入れるようになっていてもらいたい」と話していた。
玉川徹(テレビ朝日社員)「まず厳しくして、状況に応じて緩めていくのが大事。国交省の対応は問題ないと思います」
MCの羽鳥慎一「国交省は、日本人の帰国には対応できるよう検討しているということで、ちょっと軌道修正するかもしれません」
(キャンディ)