今回は新潟県は関川村というところで毎年8月に行われているお祭り、「えちごせきかわ大したもん蛇まつり」についてご紹介します!
大したもん蛇まつりとは
メインイベントの大蛇パレードに登場する長さ82.8m、重さ 2t の大蛇は村民の手作りで、竹とワラで作った世界一長い蛇としてギネスブックに認定されています。
まつりは、毎年8月下旬に開催され、大蛇パレードのほかにも花火大会、盆踊り大会、福まきなどが行われます。
ちょっと不思議な名前のこのお祭り。
注目は長さ82.8mもある大蛇パレードです!
ぐるぐるととぐろを巻く大蛇の体。
竹と藁で作られた胴体は、関川村にある54の集落が分担して作成しています。
そのため、胴体の数は54個。
村全体が協力して作り上げているお祭りなんですね!
大したもん蛇まつりは関川村の全住民が参加するお祭りとして、毎年多くの人で賑わいます。
(去年の様子)
担がれて道路を進む大蛇のパレードは圧巻!
(去年の様子)
なんと言ってもこの大蛇、実は竹と藁で作った世界一長い蛇として、2001年にギネスブックに認定されているのです!
そこらでは見られない大蛇のお祭り、是非見てみたいですね。
(去年の様子)
82.8mの秘密
蛇の体が82.8mなのには、実は秘密があります。
昭和42年8月28日に関川村で大規模な水害が起こり、多くの方が被害に遭いました。
当時のことを忘れないよう、大蛇の長さは82.8mになったのです。
村を襲った悲劇を風化させない気持ちから大蛇は生まれたんですね。
※許可を得て掲載しています。
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大里峠の伝説
もうひとつ、関川村には蛇にまつわるお話があります。
関川村にある大里峠には、大蛇が登場する伝説があるのです。
昔、ある夫婦の夫が大蛇を退治し、味噌漬けにしておいたのを妻が全部食べてしまい、蛇の姿に変わってしまいました。
妻はそのまま川を上っていったそうです。
それから何年も月日が経った頃、琵琶法師が大蛇になってしまった女(妻)に出会いました。
大蛇が村を水に沈めようとしていることを知った法師は、村にこのことを伝えに行き、そのまま息絶えたのです。
村はこの法師を神様として祀っているそうです。
大したもん蛇まつりではこの夫婦と琵琶法師も大蛇のパレードに参列します!
それぞれ仮装しているので、誰が誰だかすぐにわかると思いますよ♪
お祭りに行ったときには探してみてくださいね!
世界一の大蛇を見に行こう
竹と藁で出来た巨大な蛇が見られる、大したもん蛇まつりはいかがでしたか?
82.8mもある大蛇はたくさんの大人の手で担がれて進行します。
うねうねと進んでいく姿は本物の蛇みたい!?
2017年のえちごせきかわ大したもん蛇まつりの開催期間は8月25日から27日!
大蛇パレードは9時半~12時頃行われるそうです。
25日は安全祈願祭とミニ大蛇パレード、
26日は花火大会や大盆踊り大会、
27日は大蛇パレードの他にステージイベントやゲスト出演パレード、福まきも行われます。
関川村が一丸となって行うお祭りを是非お楽しみください!
※許可を得て掲載しています。