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埼玉工業大学 自動運転専攻 始動に先がけ大学発 営業運転モデル「深谷市コミュニティバス くるリン」爆誕! 社会実装された自動運転バスの保守 進化 更新も大学が担い“最新の生きた教材”に


埼玉工業大学が開発した自動運転AIシステムを搭載した新たな「深谷市コミュニティバス『くるリン』」が、本格的に営業運行を開始します。この取組みは、埼玉工業大学がこれまで行ってきた乗用車やバスの自動運転技術の集大成であり、地域の公共交通に新たなソリューションを提供します。深谷市と連携し、運転手不足や交通問題の解決を目指す取り組みの一環として、36kmの自動運転バス路線を実施、地域の通勤通学や観光ニーズにも対応します。学生は技術の進化をサポートし、実学の場としても活用されます。今回のプロジェクトは、自動運転による都市交通の未来を模索する重要なステップとなるでしょう。

既存のハイブリッド車 トヨタ プリウスや、日野リエッセII、そして路線バスタイプの日野レインボーII などに、大学発のベンチャーが手がける自動運転システムを載せ、全国各地の路線バス事業者や自治体と実証実験テスト走行を重ねてきた、埼玉工業大学。

文理融合のカリキュラムで、人間社会学部 情報社会学科 心理学科、工学部 機械工学科 生命環境化学科 情報システム学科の2学部5学科の学び場を展開する埼玉工業大学では、ことし4月から工学部 情報システム学科 に自動運転専攻が走り出す。

この新たな自動運転専攻が動き出すのに先駆け、もうひとつの“生きた教材”が、水面下で開発されてきた。

それが、深谷市コミュニティバス『くるリン』

そう。埼玉工業大学がこれまで、乗用車・マイクロバス・路線バスの各サイズ培ってきた自動運転AIシステムの“2025年版集大成”として水面下で開発がすすめられてきたのが、キャンパスをおく埼玉県深谷市のコミュニティバス『くるリン』。

埼玉工業大学と最寄り駅を結ぶスクールバスとしても活躍する日野レインボーIIベースの自動運転バスで蓄積した走行データやプログラム・ソフトウェアを、路線バスでの本格営業運転に向けて、セキュリティや自動運転の系統を多重化した最新モデルだ。

この深谷市コミュニティバス『くるリン』が、深谷市 市長定例会見に初めて公の場に姿を現し、全国の自動車メディアなどから注目を集めた。

深谷市 小島進 市長「自動運転レベル4の実現をめざし、運転手不足などの交通課題解決へ」

「朝と夕方は通勤・通学のほか、通院、買い物などの市民の日常生活を支えられるよう、JR深谷駅北口から市内北部地域の間をシャトル運行するとともに、日中は北部地域に点在する渋沢栄一関連施設などの観光施設を周遊運行することで、新1万円札発行後に増えている観光ニーズに対応していきます。

また、将来的には定常的な自動運行の実績を重ね、運転手が車内にいない状態でも運行可能な自動運転レベル4の実現をめざしていきます。

深谷市は、自動運転技術を開発支援し、運転手不足などの交通課題解決へ向けた取り組みを推進していきます」(深谷市 小島進 市長)

埼玉県内初の自動運転バス営業運行、国内最長レベルの長距離運行

深谷市では、2023年6月に、埼玉工業大学を始めとした7つの事業者と『深谷自動運転実装コンソーシアム』を結成し、運転手不足などの市内公共交通の課題解決をめざす取り組みを重ねてきた。

今回の深谷市コミュニティバス『くるリン』開発は、この取り組みの一環で、埼玉県内初の自動運転バス営業運行となる。

運行は深谷観光バスが担い、将来的には、この自動運転バスでレベル4運行実現をめざしていくという。

また、同時に「くるリン」定時定路線の運行を再編し、地域の足としての利便性向上を図るとともに、新1万円札の渋沢栄一翁のふるさとを訪れる観光客増加にあわせ、観光ニーズに対応すべく「北部シャトル便+周遊便」を新設。

この「北部シャトル便+周遊便」の周遊便に自動運転バスを走らせ、JR深谷駅北口を起終点とする全長約37kmという自動運転バス営業運行 国内最長レベルをマークする点にも注目だ。

“社会実装された動く教材” いよいよ地元の人たちを乗せて本格営業運転

埼玉工業大学の自動運転AIシステムを搭載した日野レインボーIIベース自動運転AIバスは、大学教育のなかでの“動く教材”“スクールバス”として、地元に自動運転バスを社会実装させる“地域貢献モビリティ”として、地元の子どもたちを“ワクワクさせる技術”として、そして地方の公共交通を維持する“新たなソリューション”として……と、さまざまな顔を持ちながら、アップデートを重ね進化してきた。

埼玉工業大学は、この自動運転技術を全方位で公開し、自動車関連企業をはじめ、モビリティサービス事業者、路線バス事業者、地方自治体、観光事業者、地元企業・団体、大学・学校・教育委員会関係者などを対象に、見学会・試乗会などを積極的に受け入れている。

そして、この“社会実装された動く教材”が、新車ベースで新登場し、いよいよ地元の人たちを乗せて営業運転につく。

この深谷市コミュニティバス『くるリン』には、こんな想いが込められている。

埼玉工業大学 自動運転AIシステム開発チームを率いる 工学部 情報システム学科 渡部大志 教授 副学長(研究・国際交流担当)自動運転技術開発センター長は、こう語る。

学生たちが社会実装された自動運転バスのレベルアップ・進化をサポート

「これまで自動運転スクールバスで培ってきた“後付け自動運転AIシステム”が、いよいよ本格的に社会実装されて、深谷市コミュニティバス『くるリン』として地元の人たちを乗せて走り出します。

この深谷市コミュニティバス『くるリン』も自動運転レベル4実現に向けてソフトウェア・ハードウェアともにアップデートを担うのが、埼玉工業大学の自動運転AIシステム開発チームです。

学生たちが社会実装された自動運転バスのレベルアップ・進化を支え、地域の移動に、人材不足課題解決に、モビリティの発展に関わっていくという実学の場になります。

自動運転専攻と同じタイミングで走り出した深谷市コミュニティバス『くるリン』と、埼玉工業大学生たちといっしょに、これからも伴走していきます」(渡部大志 教授 副学長)

(ちなみにこの画像↑↑↑ ミクニライフ&オートのメカニックたち、渡部教授、学生たちで開発中の深谷市コミュニティバス『くるリン』の姿)

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