5月5~7日の3日間、インテックス大阪で開催されている大阪コミックコンベンション2023(大阪コミコン2023)の初日をレポート!
開催初日、最初のステージイベントとなるオープニングセレモニーからステージ客席は満席で立ち見も満杯。
しかもオープニングセレモニーが始まる前に、なんとマイケル・ルーカーがいきなりステージ下に登場し、客席の前を手を振りながらウォーキングするというフライング&サプライズ登場!
その後さらにステージ上を走り抜けるパフォーマンスも披露して会場は大盛りあがり。
「とにかく見どころ満載、3日間よろしくお願いします!」
メインMC のアメコミリーグ登場で、いよいよオープニングセレモニーがスタート。
まず東京コミックコンベンション胸組光明 代表取締役社長が「たくさんの人に囲まれ興奮してます。先ほどのマイケルも裏導線を通らず、表からこの会場近くまでやってきてくれました。これがコミコンです、それを大阪に持ってきたかった」。
続いて PR 大使の NMB48 安部若菜、川上千尋、上西怜、原かれん、前田令子が登場し、川上千尋が「この3日間の盛り上げ、いっしょによろしくお願いします!」と叫び、アンバサダーの速水もこみちがバーガンディのダブルスーツで登場。
「みなさん盛り上がってますかーっ! 小さいころからアメコミのオモチャ(アメトイを)3000 体以上コレクションしてます。なのでこのステージに立ててとてもうれしいです。とにかく見どころ満載なので、3日間よろしくお願いします! 大阪コミコン 2023 開会します!」
セレブみんなで鏡開き「この週末はマーベラスな週末に!」
次にいよいよ来日セレブの入場。
「ウェルカムコミコン、コンニチワ!アリガトウ!ドウゾ!サヨナラ!みなさんといっしょに楽しい時間を過ごして行きたいです!」(マイケル・ルーカー)
「ナマエはヨーナスです。オオサカイチバン!」(ヨーナス・スオタモ)
「ミナサン、コンニチワ。わお!こんなにたくさんの人がいる!ゴールデンウィーク楽しく過ごしましょう!!みんなワクワクしてる?」(ミーシャ・コリンズ)
「コンニチワ、オオサカ!ここにこれらて非常にうれしいです、いい週末にしましょう!」(トム・スターリッジ)
「コンニチワー、オオサカダイスキ!ミンナコレテアリガトウ、アリガトウ、アリガトウゴザイマシタ!」(ダニエル・ローガン)
「コンニチワ!オオサカ!日本に戻ってきてうれしいです。サイン会もしますし、フードも楽しんで、3日間楽しみです!」(マッツ・ミケルセン)
「ハローオオサカ!マイド!モウカリマッカ?私は西宮に住んでいたのでとても近所なんです。この週末はマーベラスな週末にしましょう!」(C.B.セブルスキー マーベル・コミック編集長)
「コンニチワ!」(ミリー・ボビー・ブラウン)
そして大阪コミコン2023の開催を記念し、いっせいに鏡開き。その後もまたマイケル・ルーカーが樽を太鼓のように叩く真似のパフォーマンスまで行い、大盛り上がりのオープニングセレモニーに。
ダニエル・ローガン&ヨーナス・スオタモ
午後には『スター・ウォーズ エピソード 2/クローンの攻撃』ボバ・フェット役でおなじみのダニエル・ローガンと『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』チューバッカ役でおなじみのヨーナス・スオタモがステージに。
登場していきなり「コンニチワ!ニッポンイチバン!I Love You Osaka!」と熱く語るダニエルに、ヨーナスも負けじと「オーサカ、サイコー!」と日本語を連発し、2人のトークがスタート。
「いいねといわれながら25回も撮り直した」
自身が演じたキャラクターの魅力などを語りながらダニエルはこう語る。
「撮影当時ジョージ・ルーカスから多くのアドバイスをもらいましたが、ユアン・マクレガーからもアドバイスをもらいました。それは怒った顔のつくり方。自分はニコニコした顔をしがちだったのでとてもいいアドバイスでした」
ヨーナスはこれを受けて。
「チューバッカのコスチュームを着て演技をするのはとてもたいへんで、10時間サウナに入っているようなもの。1日が終わって家に帰るとすぐ寝てしまうくらいヘトヘトになるけど、ぼくはサウナ文化のフィンランド出身なので、サウナ、バンザイ! でもチューバッカで一番難しいのは歩きで、J.J.エイブラムスにはよく「いいね、いいね、もう1回」といわれながら25回も撮り直した(笑)」
「MAT THE FORCE BE WITH YOU」
「フォーズト、トモニ、アレ!」
「〇×▲~~(ウォーキー語)!」
スター・ウォーズ・ギャザリング・ステージ
ダニエル・ローガンとヨーナス・スオタモのステージでは、続けて「スター・ウォーズ」を愛してやまないコスプレイヤーたちが大集合。
大阪コミコン2023のスタッフがコスプレ姿で登場するとダニエルが「カワイイー!」とお得意の日本語で叫ぶとそのまま「スター・ウォーズ」のコスプレイヤーたちが次々に登場し、ヨーナスがハイタッチで彼らを出迎え。
その後、ファンからのさまざまな質問に答え、キャラクターを演じた俳優たちも、ファンたちも、「スター・ウォーズ」愛を共有する熱いステージに!
トム・スターリッジ
ニール・ゲイマンのグラフィック・ノベル『サンドマン』の実写ドラマ版で主人公モルフェウス/ドリーム役を演じているトム・スターリッジも登壇。
昨夜ニューヨークから来て今回が初来日というトムは「少し時差ぼけはありますが、気分はグローリーです!」と。
「『サンドマン』は好きなシーンがたくさんあります。もともと原作コミックの大ファンで、この役をできることをほんとうに光栄に思っています。
最初のシーンで100年くらいガラスのなかにいてひと言もしゃべらないというシーンがあったので、それらしく見えるように、かなり肉体づくりに気をつけました。
夢を代謝していくクリーチャーというような体をつくらないといけなかったので、当時はほんとうに食べなかった。ぜひ次のシーズンも期待して下さい。
「舞台とドラマ、どちらも好き」
舞台は明らかにわたしにとって重要な一部です。それぞれ似ているところが多いけど、舞台は照明が強く、ステージ上で孤独に演技する感じで、ドラマはまわりにもたくさん人がいる状態で撮影して、彼らがその場にいないように演技をする、というところが違う。そのどちらも好き」
そして、「大阪でディナーを食べるにはどこがいいか教えて欲しい」とオーディエンスに聞くと、「お好み焼き!」「豚まん!」など大阪らしいファンの声が飛び出て大盛りあがり。
「たくさん集まってくれてありがとう。日本でサンドマンがこんなに人気があるとは知らなかったです。ほんとうに光栄です!」
アーティストアレイ・ステージ(feat C.B.セブルスキー)
コミコンといえば、コミック・アーティストとファンが直接触れ合えるアーティストアレイが大人気!
そのアーティストアレイに参加している C.B.セブルスキー マーベル・コミック編集長を招き、漫画家生活36年(アニメーター時代から数えると40年)という日本を代表するマンガ家麻宮騎亜先生とのトークセッション。
1997年のサンディエゴ・コミコンで初めて知り合ったという2人は、麻宮先生の「聖獣伝説ダークエンジェル」を C.B.編集長が英語版も出版しようと持ちかけたことで公私ともに親しくなったという。
「まだまだコミック収集を続ける」
麻宮先生が C.B.編集長の実家(兵庫県)に遊びに行ったときは、地下にあるコミックのコレクションを見て驚いた話をすると C.B.編集長は「40年かけてコレクションしてるけど、まだまだ収集を続ける」と長きにわたるコミック好きらしさが垣間見えるエピソードも披露。
麻宮先生がニューヨークで仕事をしていた時期もよく2人は会っていたといい、たまたま食事に行ったレストランではなんとあのスタン・リーとも会ったとか。
「以前は日本ではアメコミはごく一部のファンしかいませんでしたが、いまはこのステージも満席になるほど、こんなに多くの人たちが集まってくれて、アメコミファンが増えてほんとうにうれしいです」(麻宮先生)
ミーシャ・コリンズ
大人気海外ドラマシリーズ『スーパーナチュラル』のカスティエル役でおなじみ、そして DCドラマ『ゴッサム・ナイツ』のヴィランであるハービー・デント役を演じることでも話題のミーシャ・コリンズもオンステージ。
「ハロー!マイ・ビューティフル・ピープル!」
ファンも感動のオープニングメッセージから、さまざまなエピソードが飛び出すトークがスタート。2005年から始まった『スーパーナチュラル』がこんなに長く愛されていることを聞かれ、「おそらく、クルマが理由かな」と会場の笑いを誘いつつも、「やはり神話を題材としていること、そして家族のドラマもあって、視聴者が自分と関連づけられて、自分事として見てもらえるのがよかった」と。
「サムとディーンが最初は子どもだったけど、どんどん大人になって老けていくようすが分かるのもよかったね。でもカスティエルが居たからかな(笑)。自分の人生を変えた作品になりました。
多くの人に知られるようになったし、さまざまな新しいチャンスが生まれた。いまではカスティエルを友だちのように感じていて、自分にとってのインスピレーションの源。
“自分が犠牲になっても正しいことをしようとする”ところにずっと惹かれている」
そして「『スーパーナチュラル』で印象に残ったシーンは?」と聞かれると、「12年も演じたからたくさんあるけど、食べてて面白かったのは歯磨き粉だね(笑)」と会場を沸かした。
ステージの最後に「5月6日(土)と5月7日(日)でこれからまだお話しできる人もたくさんいると思うし、ぼくも大阪コミコン2023を楽しむので、みんなも楽しい週末に。今回で日本に来るのは3回目、来る前からとっても楽しみだった」と伝え、こう締めくくった。
「そして実は、大阪コミコン2023のあとも、日本滞在を1週間延ばして、日本を満喫する予定です!」
―――インテックス大阪で開催中の大阪コミックコンベンション2023(大阪コミコン 2023)は、5月7日まで。当日券は大人3,900円、中高生2,400円。
(C)2023 Osaka comic con All rights reserved.