IELTSの受験勉強をしている人の中から、よく「Readingセクションがどう頑張っても時間内に終わらない…。」という悩みを聞きます。実はIELTSのリーディングの量は、ネイティブが時間内に終えようと思ってもなかなか難しいくらいのボリュームなんです。ではどう解いていけば時間ないに読みきれるのか、見て行きましょう。
Readingで時間切れにならない3つの解き方
IELTSのReadingパートでは、時間配分が大切!
Listeningと同じで、IELTSの問題パターンも、後になるほど難解になっていきます。60分の時間制限内に、40問をこなさなければなりません。
ポイント1:IELTSのGeneralモデュールでは、問題傾向は以下のようになっています。
- セクション1 広告やパンフレット、雑誌など
- セクション2 学校の課外授業の案内、仕事の書類(企業方針やマニュアル)など
- セクション3 一般的な教養内容を扱った長めの文章(環境)問題や経済など
最初にそれぞれのセクションにかける時間配分を設定せずに、頭ごなしに最初から解いていこうとすると、必ず最後のセクション3で時間切れとなってしまいます。色々試行錯誤した中で私が一番しっくり来た時間配分は、
- セクション1・・・15分
- セクション2・・・15分
- セクション3・・・30分
です。
万が一セクション1、2が時間内に終わらなくても、15分たった時点で次に移ることが大切です。セクション3を最後までやり終えた後、未回答の問題を一つずつなくしていきましょう。
ポイント2:問題を読み始める前に、設問の内容をチェックしておこう!
IELTSでは「問題文の中に答えが隠されている」のがお約束です。言い換えると、「問題文の中から答えをくりぬいていく」作業とも言えます。そのため、最初に設問に目を通して、どんなことについて答えなければいけないのか理解しておくことが大切です。こうすることで、かなり時間を短縮し、、正答率を高めることができますよ。
ポイント3:全ての単語を完全に理解する必要はナシ!飛ばし読み、推量を上手に取り入れる
日本人のまじめで几帳面な性質から、一ワードずつ、しっかり意味を把握してきっちり読み込んでいこうとする人が多いのですが、ノンネイティブである私達にとっては、明らかに時間が足りないIELTSのReadingパート。攻略するためには、いちいち丁寧に本を読むように一字一句理解する必要はありません。いわゆる流し読み、飛ばし読み(スキャニングとも言います。)をして、分からない単語は、文章全体またはその前後の流れから想像する(Guess)ようにしてみましょう。その時、ポイントとなりそうな箇所に目立つように印をつけておくといいですよ。
以上、どうでしたか?一見難しそうに感じるIELTSのReadingパートですが、実はコツをつかめば一番点数が伸びやすいパートでもあります。上記のポイントを確認しながら、練習問題をたくさん解いてみてください!
旺文社
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