お子さんを育てる親御さんが、わが子の成長を実感するとともに、子どもの好奇心に手を焼くようになるのが「なぜなぜ期」。
心理学用語で「質問期」とも呼ばれる時期で、あれもこれも「なんで?」と質問されるとお父さんお母さんも大変ですよね。
しかし、「なぜなぜ期」は子どもの発達にとって大切な時期でもあります。そんな「なぜなぜ期」の子どもたちがどんな回答を欲しているのか知ることが出来れば、お父さんお母さんも回答が楽になりますし、何より子どもの将来に大きく影響を与えるのです。そんな「なぜなぜ期」の子どもの質問に関して、えりーさんのつぶやきが注目を集めています。
幼児が「なんで」と聞く時は、原因ではなくて目的が知りたいとき。「なんでお日様がでてるの?」には、「あなたや草や木をあたためられるようにだよ」とか、そういう答えに満足する。仕組みや原因を知りたくなるのは、もう少し年齢があがってかららしい。この間読んだシュタイナーの本に書いてあった。
— えりー (@erizof) 2013年10月27日
「なぜなぜ期」の子どもたちたちが知りたがっているのは、原因ではなく目的だというのです!
これなら、「なぜ太陽はなぜ昇るのか?」という天体物理学の難しい説明を、子どもにも分かるようにかみ砕いて教える。という難しい作業は必要ありません。えりーさんのつぶやきにあるように、自分の身に置き換えた簡単な答えを答えてあげるだけで済むのです。これなら、お父さんお母さんの負担も軽くなりますね。
しかもこの内容は、今フリースクールなどで注目を集めている「シュタイナー教育」の生みの親、ルドルフ・シュタイナーの著書に記されていたというのです。ルドルフ・シュタイナーという人物は、知識ばかりを教え込むのではなく、自分で考え物事を判断できるような教育を唱えた人物です。これは、説得力がありますね!
これ本当にその通りだと思う。
私もよく目的を知りたいがための質問してたし今もするけど、大人が返してくれるのは大体「原因」の方だった気がするなぁ。
今なら「目的の方だ」って伝えられるけど、小さい子はそういう表現出来ないからなあ... https://t.co/I4g5LsvF6I— \卯月@ちょびん/ (@uzuki_6362) 2016年8月16日
ほほぅ、なるほど。これ実践してみよう。ついつい仕組みとか原理を説明しちゃうのよねぇ。 https://t.co/3WXhTKgkfR
— うず (@uzu0808) 2016年8月15日
なるほど…。覚えておこう。 https://t.co/tkG720gpWk— よる (@teniNana) 2016年8月15日
このつぶやきには、感心の声や今後の参考にしようといった意見が寄せられています。
でも、このえりーさんのつぶやきは実は3年前にされたものなので、それが今になって話題となったのです。このことには、えりーさんご本人も驚いています。
3年経った今になって爆RTが続いてついに1万こえた。
リプくれた方と話してるうちに、なんでこのツイートしたかとかだんだん思い出してきた。
一意見として参考にして、みんなで楽に育児しよhttps://t.co/Z12K09fBZm— えりー (@erizof) 2016年8月16日
ゆとり教育の見直しがされ、教育というものが多様化する今だからこそ注目されたのかもしれませんね。全ての子ども、全ての質問に対する答えが当てはまるわけではありませんが、「なぜなぜ期」のお子さんを持つ親御さんは参考になさってみてはいかがでしょうか。
自分で答えを探り、自分で意思決定ができる。そんな立派なお子さんに成長させる鍵かもしれませんよ。