東京美術倶楽部の書道展で展示された、渡邊玲子さんの書が大きな感動を呼んでいます。
これが、東京美術倶楽部でオンステージしてる、書の「鎧武」。写真撮影OKということなので、撮らせていただきました。超カッコイイよ……。 pic.twitter.com/u9vOAUGGnQ
— 平山たかえ (@mimgle) 2014, 4月 20
それは「鎧武」と描かれた書。平山たかえ(@mimgle)さんが許可を取り撮影したものです。
「鎧武」とは、2013年10月~2014年9月に放送していた人気特撮ドラマ「仮面ライダー鎧武」のことです。
何故渡邊さんは「鎧武」と書いたのでしょうか?
それはその年の元日、都内で行われた書き初めイベントのときのことです。
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渡邊さんは、参加している幼稚園児から、このように言われました。
しかし、その時渡邊さんは「ガイム」が何か分かりませんでした。カタカナで書く?と提案しましたが、その幼稚園児は漢字で書くと言って譲りません。結局、幼稚園児が次に選んだ「象」を一緒に書き上げることになりました。
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その数日後、渡邊さんが新聞のテレビ欄を見て発見したのが「仮面ライダー鎧武」です。強くてカッコイイ漢字の「鎧武」を書きたいという幼稚園児の思いを台無しにしてしまい、青ざめた渡邊さん。そこでお詫びの意味を込めて、この書道展で「鎧武」という二文字を書にしたためたのでした。もしその園児が見ていたら「かっこいいと言ってもらえるだろうか、と思いを馳せて。
このエピソードを紹介したツイートが、ネット上で大きな反響を呼んでいます。
バスの中でちょっとうるっときた。この男の子が、作品を見ることができますように。 RT @haiirokaigan これ本当にかっこいいし、いい話だ。 pic.twitter.com/qTAvHlDqnp— なつ・あき (@natsuakin) 2016, 2月 22
@haiirokaigan こういう大人が増えるといいな
— ❄︎Kiriya❄︎全通❄︎ (@Kiriya601) 2016, 2月 22
@haiirokaigan@angelicmixxx じーんと来ました。しかもメチャ上手— しがないSEの一口馬主日記 (@shiganai_se_) 2016, 2月 22
渡邊さんの思い、園児に届いているといいですね!