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「鬼退治のプロジェクトをローンチしたい」意識高い桃太郎のレベルが高すぎて笑った


もしも桃太郎の意識がめちゃくちゃ高かったら・・・。


ユーザー投稿型サービス「note」に柳内啓司さんが投稿した「意識高い桃太郎」が面白すぎると話題になっています。


意識高い桃太郎



昔むかし、おじいさんとおばあさんが原宿のシェアハウスで暮らしていました。


おじいさんは渋谷にブレストしに、おばあさんは中目黒にキックオフMTGしにいきました。


おばあさんが中目のスタバでMacBook Airを開いてタスクをこなしていると、目黒川にドンブラコ、ドンブラコと、大きな桃が流れてきました。


「おや、これは引き寄せの法則だわ」


おばあさんは大きな桃をピックアップして、原宿のシェアハウスに持ち帰りました。


そして、おじいさんとおばあさんが桃を食べようと桃を切ってみると、なんと、中からエモーショナルな男の赤ちゃんが飛び出してきました。


「これは素晴らしいリワードだわ」

DINKSだったおじいさんとおばあさんは、大きなベネフィットを得ました。


桃から生まれたエモーショナルな男の子を、おじいさんとおばあさんは「桃太郎」とネーミングしました。


桃太郎はグロースハックされ、やがてパッションとロジックを併せ持ったリーダーシップのあるインフルエンサーになりました。


Twitterのフォロワーが1万人を超えたある日、インフルエンサー桃太郎は決意します。

「私はわるい鬼を退治するプロジェクトをローンチし、起業したい」と。


クラウドファンディングサイト「Makuake」できび団子を調達した桃太郎は鬼ヶ島ヒルズへ出かけました。


旅の途中で、イヌに出会いました。

「桃太郎さん、何をしているのですか?」

「鬼退治プロジェクトで起業したんだ」「きび団子とストックオプションを私に下さいな。コミットしますよ」「アグリー」


イヌは株式会社「鬼退治」のCOOになりました。


そして、こんどはサルに出会いました。

「桃太郎さん、先日ペンディングしていたプロジェクトの件、アライアンスを組む方向で検討いただけませんでしょうか?」

「Win-Winの関係を構築できるため、社に持ち帰らずまでもなく、即決させていただきます」


そして今度は、Wantedly経由でキジが応募してきました。


「桃太郎社長、先日のセミナーで話されたアナタのビジョンに感動しました。入社させてください」

「モチベーション高いね。一緒に夢を見よう」


こうして、イヌ、サル、キジからコミットのコンセンサスを得た桃太郎は、ついに鬼ヶ島ヒルズへやってきました。


鬼ヶ島ヒルズでは鬼たちが、秒速で1億稼いだキャッシュで、宴会の真っ最中です。


「みんな、この前プレゼンした通りのスキームを実行してくれ!ただし、コンプライアンス遵守で頼む!」


イヌ、サル、キジはそれぞれのコンピタンスを活かし、プロジェクトにエンゲージメント。桃太郎も、持ち前のスキルでコントリビューションします。


「大変申し訳ございませんでした」


とうとう鬼のリーダーは「とらやのようかん」の菓子折りを片手に、謝罪しにきました。


ドラスティックなイノベーションをコンプリートしたメンバーたちは、鬼から取り上げた株券をシェアし、セグウェイで家に帰りました。


おじいさんとおばあさんは、桃太郎から決算報告を受けて、がっちりと握手を交わしました。


そして三人は、キャピタルゲインで幸せにくらしましたとさ。


おしまい。



 


ネット上で爆笑の渦を巻き起こす


想像以上の意識高いワード連発にネット上でも笑ってしまう人が続出しました。








あぁ、私もドラスティックなイノベーションをコンプリートしてキャピタルゲインで暮らしたいなぁ・・・。


横文字がやたらと多い、意識高い桃太郎をご紹介しました。


 


執筆:柳内 啓司

TVとネットを絡めた企画を担当するサラリーマン。個人としても『ご指名社員の仕事術』『人生が変わる2枚目の名刺 』などのビジネス書執筆や「俺通信」「ママ名刺」などの時流を捉えたコラム執筆、さらに「意識高い桃太郎」などのウェブコンテンツ開発などを手がける。

Twitter:柳内 啓司(やなぎー)

note:意識高い桃太郎


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