8月2日、サッカー天皇杯4回戦8試合が各地で行われ熱戦を繰り広げました。川崎フロンターレを追い詰めた高知ユナイテッドFC、FC東京相手にジャイアントキリングを達成したロアッソ熊本など、リーグ戦とは一味違う熱戦で大いに盛り上がったのですが……名古屋グランパスに0-3で敗戦した浦和レッズのサポーターが大暴れ!熱戦に水を差す、非常に残念な出来事です。
天皇杯、ベスト8出揃う
第103回全日本サッカー選手権大会は4回戦8試合が行われ、ついにベスト8が出揃いました。残念ながら連覇を狙ったJ2ヴァンフォーレ甲府は破れてしまいましたが、J2のロアッソ熊本が勝ち残り。好ゲームが期待できる8クラブなのではないでしょうか。
103回 天皇杯
𝐁𝐄𝐒𝐓𝟖 決定#アルビレックス新潟#名古屋グランパス#ヴィッセル神戸#湘南ベルマーレ#川崎フロンターレ#柏レイソル#アビスパ福岡#ロアッソ熊本#jfa #天皇杯 pic.twitter.com/vQBNbRWCU4— 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会 (@jfa_tennouhai) August 2, 2023
0-3で名古屋に破れた浦和レッズ、サポーターが大暴れ!
各地で熱戦が繰り広げられた中、現在J1リーグで上位を争う名古屋グランパスと浦和レッズが激突。試合は浦和が今シーズンワーストともいえる内容で惨敗を喫しました。
その後……浦和サポーターがピッチになだれ込み、横断幕を奪うなどの行為を行なったと、日刊スポーツが報じています。またSNSではその様子やたくさんのパトカーが到着する様子などが、続々とアップされる事態になっています。
【#天皇杯】サポーター暴徒化の #浦和 に厳罰必死か…昨年7月トラブルでは罰金2000万円とけん責#浦和レッズ #Jリーグhttps://t.co/V9njVZV0LP
— 日刊スポーツ (@nikkansports) August 2, 2023
ただ、日刊スポーツさんにも一言。キャスパー・ユンカー選手に「元所属」というのはちょっと……現在レンタル移籍中で、保有権は浦和レッズにありますので。
このユンカー選手に手痛い2点目を献上したことも、浦和サポーターの怒りに火が付いた原因かも知れません。
更にレンタル条項には「浦和レッズのホームゲームには出場できない」との記載があったようで「ホームゲームに限らず試合に出られない条件にすべきだった」という声も多くあがっていました。
こういった条件が重なった上に、今年4月にも豊田スタジアムで起こったトラブルも要因の一つではありそうです。
4月は名古屋の運営不手際によって、浦和サポーターが怒りをあらわにして危険行為を起こしたというもの。更にクラブ間の意見の相違もあって、名古屋と浦和に関してはサポーターだけではなくクラブにも遺恨が生まれていた状態でした。
暴力は決して許されるものではありませんが、どちらかが一方的にという状況ではないということは知っておいた方が良さそうです。それだけに暴力行為は本当にもったいない!浦和レッズは、Jリーグで圧倒的な応援を誇る唯一無二のクラブなのですから。
次回の浦和レッズvs名古屋グランパスの試合は、わずか16日後の8月18日に埼玉スタジアムで行われます。すっかり因縁じみたカードとなってしまいましたが、何事もないことを切に願います。J1リーグの優勝を左右するかもしれない上位対決、熱戦を期待します!
Jリーグはとかく「選手」や「クラブ」のみが悪者にされる傾向が強いように感じます。今回のようなケースは、サポーター自身にペナルティを課す必要があるのではないでしょうか。大多数の善良なサポーターのためにも、問題を起こした者を特定すべきだと考えます。
source:浦和レッドダイヤモンズ「オフィシャルサイト」